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内容説明
ミシガン大学ビジネススクール教授の著者キャメロンによれば、ポジティブリーダーシップとは、普通ではない
並外れた効果、結果を達成するマネジメントのこと。本書では絶対に実現できないと思われた巨大な核施設
の整理、経営陣の交代で混乱を来した病院、M&A後の異なる組織の融合など、難題を抱える組織やプロジェ
クトをかじ取りして卓越した結果につなげた事例や組織行動学、医学、心理学の幅広い研究を引用しながら、
それらの共通項を4つの「ポジティブリーダーシップ」戦略としてまとめた。
キャメロン教授は、あえて枠組みを超えるような「ポジティブな逸脱」を認めるリーダーと
「肯定的なエネルギーを出し続ける人＝ポジティブエネジャイザー」の組み合わせが難題解決に有効とする。
そのうえで、並外れた成功のためには、リーダーは「弱点よりも強みを強調すること」
「思いやり、感謝、許しなどの徳のある行動を育むこと」「達成目標に加えて貢献目標を奨励すること」
「仕事に意味を持たせること」が必要と説く。
翻訳書の割にコンパクトなつくりですが、組織の状態をチェックするテストや自己診断ツールも含まれ
あらゆるビジネスパーソンが読めばすぐに活かせる一冊です。
目次
はじめに
第１章 ポジティブリーダーシップとはなにか？
第２章 戦略１ ポジティブな組織風土
第３章 戦略２ ポジティブな人間関係
第４章 戦略３ ポジティブなコミュニケーション
第５章 戦略４ ポジティブな意味づけ
第６章 ４つのポジティブ戦略の実践
第７章 ポジティブリーダーシップを発展させる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よう
9
図書館本。ポジティブなリーダーシップの重要性とそのための方法を伝えてくれる。 いぜんいた会社で、この本にあったことをほぼ実践しようとトライしていたことを思い出した。できたのもあり、できなかったのもあり。機会があったらこんどこそ、やりたかったけど結果的にしなかったPMIは実施したい。 2023/01/31
majimakira
9
第一人者が豊富なデータを交えて論じる「ポジティブ組織心理学」。組織風土、人間関係、コミニュケーション、そして仕事への意味付けという、相互に高め合う4つの切り口に纏わる明解な戦略と、それらを実践の中で継続的に強化するための1on1インタビューといったアクションをもって、ときに（というより往々にして？）困難・ネガティブな状況やメンバーの状態をも、プラスの方向の、平均を超えるレベルへの「逸脱」につなげる。自らの行動の指針およびチーム力向上のための実践的指針として、少しずつでも取り入れたい。2022/02/14
乱読家 護る会支持！
6
「ポジティブに逸脱した変化」を起こすリーダーシップ戦略として「ポジティブな組織風土」「ポジティブな人間関係」「ポジティブなコミュニケーション」「ポジティブな意味づけ」。 ここで言う「ポジティブ」とは、『辛いことや嫌なことがあっても前向きに考えよう』というよりは、『出来事にも人にも、良い面と悪い面があるが、出来るだけ良い面に目を向けよう』と受け取ってもらった方が誤解が少ないように思う。 人間は、どうしても悪い面に目を向けがちで、良い事、良い面、良い変化を見逃しがちである。2022/09/10
Go Extreme
1
ポジティブリーダーシップ： 批判と懸念 群を抜いた成果―ロッキーフラッツ核兵器製造施設 グリフィン・ホスピタル プルデンシャル 効果とエビデンス ポジティブリーダーシップ戦略 戦略1 組織風土： 思いやり 寛容 感謝 戦略2 人間関係： ネットワークマップ 強みにフォーカス 戦略3 コミュニケーション： 自己フィードバック サポーティブコミュニケーション 戦略4 意味づけ： 勤めor天職 ポジティブな意味 実践: PMIプログラム 発展させる: 5つの法則 現行のやり方を診断 実行計画を立てる2022/05/14
眉は目より太い
0
ポジティブな感情、リーダーシップが生み出す利点について述べられた本。困難な組織は？って感じになった。2022/03/23
