新潮文庫<br> 残りものには、過去がある(新潮文庫)

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紙書籍版価格 ¥649
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新潮文庫
残りものには、過去がある(新潮文庫)

  • 著者名:中江有里【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2022/01発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101036410

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内容説明

「あの子さ、やっぱりお金目当てかな」まだ肌寒い春の日、清掃会社の2代目社長・友之と、同じ会社で契約社員として働く早紀の結婚式が始まった。18歳差のカップルを揶揄する声を耳にしつつ、栄子は披露宴の祝辞に臨む。今日初めて会った新婦の〈友人代表〉として――。列席した新郎の旧友、新婦の従姉、そして主役の二人も、人には言えない秘密を抱えていた。誰かの幸せを祈りたくなる6編!(解説・一木けい)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じょんじょん

46
中江有里さんは読書家の女優さん(好きな女優さんのひとりです。でも最近見ないような気がします。)で、文章も書いているという程度の認識でしたが、これほど素敵な小説を書かれるとは思ってもみませんでした。清掃会社二代目社社長と年の差契約社員女性の結婚式に参加したレンタル友人の話から始まる6編の連作短編集。結婚式主役のふたりに関係する人のエピソードが描かれるなかで、残りもの感のある人々の過去をそれぞれが乗り越えるきっかけをつかんでいきます。思いがけず深いストーリーでした。ラストには幸福感を感じることができました。2022/04/28

さくら★もち

34
47歳カバ似の清掃会社社長・友之と、その会社で働く29歳の美しい契約社員・早紀の結婚式を舞台とした連作短編集。玉の輿婚?な感じとレンタル友人、仏頂面の親戚、式に呼ばれない女など、訳あり感漂う人たちの登場でぐっと興味を引かれた。そして新郎新婦の生い立ちや過去の苦い経験、結婚に至るまでに積み重ねられたそれぞれの出会いと別れといった背景を知る毎に、友之と早紀の印象が変わり、最後には只々ふたりに祝福あれ!と願いたくなった。愛のかたちは人それぞれ。ふたり自身がいい関係だと思えることがいちばん大切だよね。2022/04/14

mayu

30
初読み作家さん。帯に書いてある女優さん見たことあるなぁ〜と思ったら、著者だったので驚いた。太っていてカバ似の47歳会社社長と29歳の美しい新婦、早紀。そんな二人の結婚式が舞台の連作短篇集。出てくる人々はそれぞれに悩んでいる過去があり、結婚式を通して明るい未来へと進んでいる。所々苦い気持ちになる所がありながら、新郎新婦の章を通してまるで披露宴に参加して祝福を感じながら読み終えた。皆、幸せになりますように…と思わずにはいられない。2022/05/02

Y.yamabuki

22
結婚式を挙げる歳の差カップルを中心にした連作短編集 “初めて会った”新婦の友人として祝辞に臨む栄子の物語から始まる。この二人はどういう人達?と疑問が湧いてくる。テーブルは、彼女の他、新郎友人の男性、新婦の叔父夫婦と娘「残りものが集められたみたい」と言っている様に、寄せ集め感がある。彼等の物語が新郎新婦との関係を含め語られるのだが、在り来たりではなく面白い。ラスト二編は新郎新婦の物語で、これもとても良い。彼は何と素敵な人なんだろうと。こんな切っ掛けも有りかと思わせる温かいカップル。皆自分を浄化できたかな?2022/05/07

栗羊羹

21
ひとつの結婚式が執り行われるまでの、涙・裏切り・過去…最初のレンタル友だちと、ご祝儀詐欺は、(あ〜ハイハイ…)という感じで読みましたが、だんだんそれぞれが抱えてきた過去が重くのしかかり、壮絶な人生を躓かないで歩いて来たね…みんなで祝ってあげようね…と、締めくくり。よかった…2022/02/17

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