平凡社新書<br> リスクコミュニケーション - 多様化する危機を乗り越える

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平凡社新書
リスクコミュニケーション - 多様化する危機を乗り越える

  • 著者名:福田充
  • 価格 ¥827(本体¥752)
  • 平凡社(2022/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582859966

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内容説明

かつてない分断が広がる世界を生き抜くために、私たちは何をすべきか? 危機を乗り越える新しい「リスクコミュニケーション」論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tolucky1962

9
分断による思考停止が日本の危機管理の問題。様々な危機へのバランスが必要。SNSでデマは善意で拡散。間違った行動へ導く。さらに真偽より感情が優先。分断社会を招く。権力への不信感と疎外感で陰謀論を信じて拡散。わかりやすい説明と多様な情報による科学的検証がメディアに求められる。権力の監視,伝達,議題設定もジャーナリズムの役割。リスクコミュニケーションにはリスクマネージメント教育,対応行動の周知,リスク低減対策の奨励,多様な価値感への理解,相互信頼の確立,コミュニケーションによる解決が必要。2022/04/17

oooともろー

6
安全・安心と自由・人権のトレード・オフ。リスクコミュニケーションがどちらかといえばタブー視れてきた日本。言霊の悪しき影響だろう。2024/05/07

coldsurgeon

4
大規模自然災害、テロ、新興感染症パンデミックなど、人々に危機をもたらすものは、たくさんある。それらに備えるということは、事前に議論を尽くし、防ぐことができることは防ぎ、想定外の被害が生じないよう、ダメージコントロールを可能にする準備であろう。その際、そして危機発災後においても、コミュニケーションが重要だ。リスクコミュニケーションの重要性は、最近特に強く言われているが、世の中のリーダーを含めて、重要視している人は少ないように思う。あらためて、リスクコミュニケーションの重要性を確認できた。2022/02/10

Bevel

4
ハザード系リスクを列挙し総合的な対策を考える「オールハザード・アプローチ」の第一章は面白かったけれど、以降の話は議論の水準がバラバラに見える。説得コミュニケーションの分類、教育、SNS、何を指してるかわからない「自由・人権」の並置、中身のない「民主主義」、なかなかつらいなあと。「こうした「安心・安全」の価値と、「自由・人権」のバランスをどうとっていくかという問題は、民主主義社会において市民の参加にによる民主主義的プロセスを経て合意形成される必要がある」みたいな文を本の結論あたりで見ると、がっくりくる。2022/02/05

しお

3
危機管理を取り扱うリスクマネジメントやクライシスマネジメントの基本解説に加えて、ポスト・トゥルース時代の情報リテラシの必要性や課題について説く本。2022年のリスク管理の枠組みを考える上で、手元に置いておきたい1冊。引用に便利。2022/12/04

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