集英社文庫 陰の将軍、烏丸検校 九代目長兵衛口入稼業 三

著者名：小杉健治【著】

集英社（2022/01発売）

• ISBN：9784087443264

内容説明

江戸で人材斡旋業を営む幡随院長兵衛。ある日、御代官手付の筒井に料理屋へ呼ばれ、幡随院に寄宿する人殺し勝五郎を引き渡せと迫られる。だが、長兵衛は自分を頼ってきた男を護ると言い放つ。そこへ烏丸の左団次という男が乱入してくると筒井は逃げ出した。この左団次には、将軍の覚えめでたく大出世した烏丸検校という絶大な後ろ盾があった。虎の威を借り江戸を荒らし回る左団次の悪行を知った長兵衛は、恋女房や勝五郎達と探索を開始。奉行所がお役御免を恐れて手を出せなくても、あっしのような町の者なら関係ない！　幡随院が押し潰されようとも不正は許さぬ──。町衆の平穏のため悪事を暴く粋な男の活躍を描く、描き下ろし痛快時代小説第３弾！

目次

第一章　後ろ盾
第二章　はかりごと
第三章　頭巾の侍
第四章　暗殺者

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Tatsuhito Matsuzaki]

江戸の口入れ屋主人 #九代目幡随院長兵衛 が活躍するシリーズ第三作。 奉行所も手出し出来ない権力者の烏丸検校。その威を借る左団次の悪行を阻止すべく立ちはだかった長兵衛だが、事件の謎を追った先にたどり着いた真実は…。 最後までネタバレさせないストーリー展開の上手さと、スカッと事件を解決し伏線も回収する結末に満足の一冊です。 #検校 #別当 #匂当 #座頭 #当道座

2022/09/16

[犀門]

No.005★★★★☆痛快でした！。

2022/01/21

[goodchoice]

それなりに面白いが少しまどろっこしい感がある。

2022/03/10

[ササ]

痛快ですな。左団次との友情というか心のつながりも良かった。最後に正義は勝つ！！

2023/05/07