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内容説明
美大に落ちたあの日。
“特別な私”は、死んでしまったから。仕方がないのです。
“凡人”に成り下がった私は、母の決めた職場で、
母の決めた服を着て、母が自慢できるような人と
母が言う“幸せ”を探すんです。
でも、だって、仕方ない、を繰り返しながら。
新時代を抉る異才が描く、狂おしく歪な初連載、開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
泰然
24
何とも歪である意味読者ウケ全無視。昭和風のフィーリングの暗さとドス黒さと王道的な少女漫画系の画風で描かれる人生やりなおし物語。誰かの為に生きるのではなく、自分を好きになるために道を選び直す話は「手垢と既視感」があるはずなのだが、合コン前にホームレスの売る指輪を購入する主人公で美大生希望だった美優、過去の悲しみから失敗をしないように努力してきた海里の二人の話が対照的になって、悲しく歪んだ偽物の物語の行間に「美」を想像させる。人が何と言おうと自分の好きな創作を卑下する必要はない。美の女神の真髄はボロにもある。2022/01/31
山のトンネル
8
これも絵が好き2024/01/14
きのと
4
あれ、なんか読んだ事ある気が…ひとりぼっちで恋をしてみたとほぼほぼ同じでは？ちゃんと覚えてないから違ってたらあれだけど2022/09/14
kanon
4
絶妙に刺さるんだわ。キツイけど良い作品。人生、理想と現実にどう折り合いをつけるか。2022/07/21
みるく
4
鍋島さんの本心を見てしまったから彼が不憫に思えて仕方がない…（素直になって幸せになって欲しい） 2022/04/01
