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内容説明
教科書で習った中国史は、現代中国に都合のいいように書き換えられたものだった! 日清・日露戦争の意義、満洲建国の実相、孫文や毛沢東の実像について、日本人は驚くほど誤解している。それというのも、毛沢東が、中国共産党の歴史的正統性を証明するために、日本から影響をうけたということを、歴史からいっさい抹殺したからである。本書は、気鋭の歴史学者がアヘン戦争から中華人民共和国設立まで、日本人が知っておくべき中国史の真実に迫ったもの。次々と明かされる“歴史の裏側”に触れることで、あなたも、日本人の歴史観が、いかに歪んだものかに気づかされるに違いない。 【目次より】●毛沢東が書き換えた、アヘン戦争からの中国現代史 ●近代化からもっとも遠い清朝と朝鮮 ●すべての始まりは日清戦争からである ●中国は日本のおかげで、いまの東北地方が存在すると書くべき ●日本が二十一カ条の要求を出した当然の理由 ●あやしい共産党の誕生と毛沢東の登場 ●張作霖爆殺事件はコミンテルンのでっち上げだった ●人民解放軍が国民党に勝った知られざる真実
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
10
満州帝国の真実の姉妹編の位置づけ 韓国も台湾もほしいところ2020/03/09
紫砂茶壺
3
もともと編集者との質疑応答をベースにしているので読みやすい。通説とされる中国の近現代史がいかに中共のプロパガンダに侵食されているか、個別に例を挙げて説明している。その中でも「孫文クソニート説」は面白い。中華民国建国の父とまで祀り上げられている彼だが、中国に地盤はなく、逃亡先の異国からあれこれ口を出すだけ。列強とのコネはあっても最終的には愛想を尽かされ、革命運動は全部失敗した挙げ句に、コミンテルンにまで魂を売る売国奴、ときたもんだ。あれだけの人口がいてそういう奴しか人材がいない不思議。2021/08/11
Masarin
1
もともと中国史はウソばかりと思っていたが、その裏付けとして最適な一冊。日本の歴史学会の左翼偏向はひどいものだが、一般に流布している中国史に感する歴史書がでたらめなことがよく理解できた。2018/08/01