内容説明
『異性の心の声が聞こえる』力を授かった高校生・二武幸太は、幼
馴染の夢見ヶ崎綾乃に相変わらず好意を向けられていた。
そして迎えた夏、ビーチにテーマパークと告白にぴったりのシチュエーションが続々と訪れる。それでも幼馴染以上の関係になれないことに業を煮やした綾乃は、『絶対に告白が成功する橋』の噂を聞き、幸太に告白する決心をして――！？
コミカライズも好評連載中のバレバレ片想いラブコメ、綾乃のでかすぎる愛を幸太は受け止めきれるのか！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リク@ぼっち党員
8
心を読むという能力がラブコメ部分だけじゃなくて、頭脳バトルにまでしっかりと活かせているのが上手いなぁと。みずきとの婚約を狙うご令嬢との水面下の駆け引きが面白かった。親友のためにここまでできる幸太はやっぱりカッコいい。しかし男装キャラ+海水浴のコンボでパーカー前面をオープンする猛者は初めて見た。そりゃあギャルも逃げ出すわ。人間関係はみずきを中心にしつつ、恋愛関係では綾乃の方に大きな動き。ギリギリのところで信頼感が勝ったのはこれまでの積み重ね。高校卒業までこの危ういバランスを保って想いを成就できるのか、期待。2022/02/06
真白優樹
8
夏休みが始まりみずきと綾乃のアピールが更に激しくなる中、みずきを狙う陰謀の第二幕が始まる今巻。―――咲く花火に告げる、未来への約束。 前巻で三角関係が成立した事で幸太を取り巻く関係が加速する中、なかなか進まぬ恋路に少しだけ変化の光が見える、少しずつ深まる恋路が更に面白くなっていく巻である。綾乃の恋に道筋をつけ時間を少しだけ稼ぐ中、この恋路は何処へと進むのだろうか。みずきからの攻勢の展開があるのか。夏を越え巡り来る秋では、どんなイベントが、どんな心の声が待っているのだろうか。 次巻も須らく期待であるべし。2022/02/04
rotti619
6
相手の心が読めるようになる代わり、嫌われたり告白されたりすると死ぬ呪いをかけられた話の第3巻。2巻の途中から完全に吹っ切れた感のあるヒロイン夢見ヶ崎綾乃は今巻も最初から絶好調。一応外面のクーデレっぽさはかろうじてキープしているが内心がとんでもない事になっていて、だんだん隠せなくなっている。というか既にかなり漏れ出していて、それに対する主人公のツッコミがキレッキレになっていた。この作品は綾乃とみずきのキャラクター性が内心ダダ漏れなのを”それ込み”で作られているので、とにかく楽しい。最後はエモく締めていた。2022/02/08
maki
3
★★★☆みずきが圧倒的に可愛いラブコメになってきた（個人的感想）のに、メインヒロインが綾乃なのでどうにも気持ちが乗り切れない。みずきと幸太の物語だったらもっと楽しめるのにな。2022/02/12
読書家さん#Vx5Nrq
2
異性の心が読める能力をいい感じに使っていると思う。 次巻も期待です。2022/04/01
