ポプラ文庫ピュアフル<br> 水底図書館 ダ・ヴィンチの手稿

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ポプラ文庫ピュアフル
水底図書館 ダ・ヴィンチの手稿

  • ISBN:9784591172230

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内容説明

東京駅の地下に佇む「水底図書館」は、世界中の稀覯本を収集する図書館だ。希少な稀覯本の取引の場にもなっており、世界中から腕利きのディーラーが集う。オークションで競り落とすには、「持ち主にふさわしい」と館長の五色に認められる必要があり、あらゆる駆け引きも熾烈。司書の未森は、古書ハンターの秋に振り回されながらも、権謀や外敵から本を守り続けている。そんなある日。五色が何者かに襲撃されて――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

38
古書ハンターの秋に振り回されながらも、権謀や外敵から本を守り続けている司書の未森。そんな彼が勤務する世界中の稀覯本を収集する東京駅の地下に佇む「水底図書館」を巡る物語。希少な稀覯本の取引の場にもなっており、世界中から腕利きのディーラーが集うオークション。あらゆる駆け引きも熾烈な中、館長の五色が襲われてしまう展開で、ノストラダムス、ダ・ヴィンチ、ネイティブアメリカン、文化大革命などにまつわる書籍を絡めたエピソードで描かれる複雑な人間模様がなかなか印象的な物語でした。もし続巻あるようならまた読んでみたいです。2022/03/03

カブ

33
図書館の本 期待して読み始めたが、なかなか物語の世界に入っていけない。しばらく時間をおいて読んみたらどうかと思い、再チャレンジしたが同じだった。こんなこともあるんだと、本を閉じた。2022/10/06

綾@新潮部

32
ポプラ文庫でもピュアフルに分類されているため、軽い気持ちで読み始めたら難しかった。水底図書館という設定は面白く、そこに関わりのある人達もそれぞれキャラが立ってて楽しい。けど、物語は重厚な感じで登場人物も多めで複雑。あ、自分が外国人の名前が苦手なだけかもしれない。連作短編集のような長編のような。水底にある図書館の描写などは引き込まれるし想像力豊かになって楽しかった。稀覯本オークションなどもハラハラするので全体的には楽しいのだが。続編が出たら登場人物を覚えているうちに読んでみたい。2022/10/04

dolce vita

28
東京駅の地下にこんな水に囲まれた図書館があったら…。帯通り、このシチュエーションだけでかなり興味を惹かれる。そしてまたそこに所蔵される本の特異性やそこで開かれるオークションにも。#NetGalleyJP2021/12/11

megu

21
表紙デザインとタイトルにひかれて購入。東京駅の地下に佇む、「水底図書館」は、世界中の稀覯本を収集しており、希少な本の取引の場にもなっている。一話完結のストーリーが4編収録されているが、表題にもなっている“ダ・ヴィンチの手稿”が良かった。見つかったダ・ヴィンチの手稿、真作と思われるものが注目される中、ともに見つかった弟子が書いたと思われる手稿には、思いがけない秘密が隠されていた( ^ω^ )夢のある神秘的な図書館と、世界中の秘密が詰まった本を巡る物語。続編があればまた読みたいです(´ω`*)2022/05/09

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