内容説明
古典とはなにか。どのようにして選ばれ、伝えられてきたのか。ルネサンス以降に盛んになる古代ギリシア・ローマの古典の再生と受容、旧約聖書と各国史を結びつけて天地創造から世界の終末まで描こうとする普遍史や年代学、真作と偽作の問題、聖書やホメロスの叙事詩─古典テクスト解釈の歴史をたどり、人文学の誕生と伝統を明らかにする。
目次
bibliotheca hermetica 叢書の発刊によせて
序章 人文主義者たちを再考する
第一章 古代のテクストとルネサンスの読者たち
第二章 ポリツィアーノの新しい学問とその背景
第三章 捏造の伝統と伝統の捏造──ヴィテルボのアンニウス
第四章 スカリゲルの年代学──文献学、天文学、普遍史
第五章 新教徒vs預言者──カゾボンのヘルメス批判
第六章 ヘルメスとシビュラの奇妙な死
第七章 ルドルフ二世のプラハにおける人文主義と科学──背景からみたケプラー
第八章 ラ・ペイレールと旧約聖書
第九章 ヴォルフ序説──近代歴史主義の誕生
初出一覧と謝辞
インテレクチュアル・ヒストリーの新しい時代─解題にかえて[ヒロ・ヒライ]
訳者あとがき[福西亮輔]
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