内容説明
総武線の終電は幽霊だらけ!?
住めば危険な土地がちはら台に…
死の淵に誘われる最恐スポット金山ダム
無数の亡霊が渦巻く赤山地下壕
日本兵の霊が蠢く大房岬
恐ろしい伝承を残すおせんころがし
徹底取材!
千葉県各地の恐怖体験談を市原出身の女優怪談師が綴る
YouTubeや舞台などでも活躍中、市原出身の女優怪談師・牛抱せん夏が徹底取材した地元・千葉県の実話怪談本!
松戸市に現存する恐怖のマンション「物件探し」
蘇我にある怪奇現象が多発する魔の三角地帯「ミステリーゾーン」
海水浴客を死に誘う怪異が巣食う観光地「九十九里のビーチ」
県内最恐の心霊スポットで著者自身を襲った衝撃の実体験「金山ダムでの撮影で…」
祭囃子がこだまする異空間に迷い込む戦慄の異界体験談「館山市Fホテルのそばで」ほか収録!
有史以来、数々の遺跡・伝説が残る房総半島には今でも怨念が渦巻いている…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
71
実話怪談集。千葉は某鼠の園にも行った事がなく、これからも訪れる予定もないため全く縁のない土地だが、こうして文章にされると面白そうなスポットが点在しているなあ。ご当地怪談の難しさは現地の情報と怪談の割合だと思うけど、本書は前半に現地の情報の後半に怪談の比率が多めになっているようでその辺バランスが効いてて良いと思う。ただ後半は場所を千葉に借りた普遍的な怪談で、鑑みるに本当にご当地怪談は難しい。「鋸南の家」とか「渋滞の理由」とかはその辺が上手くマッチしてる話だと思うけど。あまり縁のない千葉の怪談、楽しめました。2022/01/28
いたろう
69
千葉の怪談ということで手に取ったが、著者は、千葉県出身の女優兼怪談師。女優としてもよく知らなかったが、現在では、怪談師としての活躍が中心で、Youtubeにチャンネルを持っているとか。本書は、SNSで呼びかけて集めた話が中心で、雄蛇ヶ池、東京湾観音など、千葉県内で超有名な心霊スポットの話はむしろ少ない。著者は、以前にも千葉の怪談本を出しているようなので、もしかしたら、そちらには有名どころの話も多いのかも。だが、聞いたことがあるスポットの話より、実際の場所名を明記した普通の場所の怪談は、リアルでゾッとする。2023/10/17
眠る山猫屋
68
千葉とは怪談の宝庫なのか?しっかりと足が地についた印象の一冊。実話怪談系譜の話が主体だが、YouTubeなどの取材に根ざしたインパクトの強い話も載っている。金山ダム周辺怖えぇ~!!足元から「は~い」って・・・。そして憎い相手に不幸をもたらす母の日記。滅茶苦茶ヤバい血筋、自戒の気持ちでは抑えられない“力”。バラエティに富んだ怪異集だった。2024/05/20
アーモンド
24
知っている地名が出てきて興味深い。ゾーッとするほど怖いという書かれ方でなかったのが有り難い。挫折せず読了。とが、知らないほうが幸せという事は確かにある。(自ら好んで手にしたのだが 笑)2023/08/12
十川×三(とがわばつぞう)
20
興味深い。千葉県出身の知人から譲り受けた本。千葉県にまつわる怖い話の数々。古墳、貝塚、戦争遺跡、ダム、トンネル、崖、城跡など、県内は心霊スポットが多い。ネット動画でよく聞く場所も登場。▼千葉県市原市出身の著者の怪談動画は何度も拝見。和服が似合う女性。▼蘇我の「ミステリーゾーン」はネット地図で確認。▼誤字を2箇所発見。2024/10/14