河出新書<br> この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

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河出新書
この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

  • 著者名:高橋源一郎【著】/斎藤美奈子【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 河出書房新社(2021/12発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309631455

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内容説明

2011年から令和まで、計6回おこなわれた本をめぐる対話から、日本社会が浮かび上がる。思いもよらない解釈や、意外な作品との繋がりなど、驚きと発見に満ちた、白熱の対談集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

96
「読んでしゃべって社会が見えた」高橋源一郎と斉藤美奈子の年末にその年の小説を持ち寄って語り尽くす企画を編集したもの。2011年震災の年から、2012年父権の消失、2013年近代文学の自信喪失、2014年動物の暗喩まで雑誌の抜粋。特に面白かったのは、2019年平成の30年を振り返る「文学のOSが変わった」対談。小説は、その時代の「空気の缶詰」であり、小説を並べて論じるとまさに時代の傾向が表れている。2021年コロナ禍での小説はほぼ読んでいたので、身体性、SNS、海外で翻訳された小説のキーワードが理解できる。2022/04/07

へくとぱすかる

75
ほぼ平成の全部をカバーして、全小説を論じようという試み。対談するお二人が、すごい読み手なので、楽しくかつ真剣かつ怒涛の勢いで読了させられました。膨大な冊数なのに自分が読んだ作品はその中のたった4冊(そのうち2冊は小説じゃないし…)。いかに自分が小説を読まないかがバレてしまった(まあ仕方ないです)。現代の小説の成立が、いかに困難か、古典名作が読まれないと嘆いていてもしょうがない。古典では今の状況にとうてい間に合わないのだから。かつての「読んだふり」のド嬢同然の自分にとって、最良のブックガイド。よ~し読むぞ!2022/01/19

yumiha

49
同居人の本を拝借。とても敵わない読書家の高橋源一郎&斎藤美奈子の対談集。二人が取り上げている本の中で既読は2割弱ほど。私と同じ見方やと思ったのは『abさんご』。でもほとんどは、私の気づかなかった深いところを読み取っておられた。また、未読の本や作家を実に魅力的に紹介されているので、読みたい本が増えてしまう💦たとえば『永山則夫…』(堀川惠子)は、『無知の涙』を読んだからもうエエわとパスしてたけれど、「スメルジャコフは自分」という一文にドキューン❤カラマーゾフ兄弟を盛り上げる脇役としか注目していなかった私…。2022/04/01

ぐうぐう

45
小説家と評論家による選書からなる対談、という構成がいい。小説家にしか見えないことがあるように、評論家だから気付くことのできる発見があって、その相手の気付きに二人はとても素直に驚き、感動しているのがいい。何より、この二人はわかったフリをしないのがいいのだ。高橋「んーと、これね、おもしろかったんだよ。でも……」斎藤「何がおもしろいのかわからない!」高橋「そう」そのわからないけどおもしろい感覚を二人は喜んでいる。もちろん、ツッコんだ話もしている。いとうせいこう『想像ラジオ』を評価しつつ高橋は(つづく)2022/02/28

akihiko810/アカウント移行中

33
高橋源一郎と斉藤美奈子の年末にその年の小説を持ち寄って語り尽くす企画「ブックオブザイヤー」を編集したもの。印象度B+  「平成」の小説作品を世相と共に読み解く。2011年からなので、東日本大震災が文学に与えた影響から始まる。綿矢りさ「蹴りたい背中」を「文学のOSが変わった」と評し、村田紗耶香「コンビニ人間」を「もはや近代社会のOSがインストールされておらず、それが読者に好意的に受け止められている」と読み解く。普段、小説はめったに読まないので、「文学最先端」を知れて面白かった2022/09/02

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