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内容説明
48歳で初めての海外・ミャンマーに赴任したサラリーマンが、金融制度のない現地で、自ら動いて法整備を進め、現地銀行のCOOになったーー現状に甘んじず学び、交渉し、前線を担うには?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
18
「ルワンダ中央銀行総裁日記」のDNAがここにも…と言ったら失礼だろうか。ミャンマーの政治が現状のようになってしまったため中断した著者の功績。そういえばルワンダもあの後ハビャリマナさんが暗殺され虐殺が起きたんだった…2022/05/06
nishiyan
18
三井住友銀行で長く中小企業融資業務に従事した著者が突然の辞令によって、銀行や通貨への国民からの信頼度が低いミャンマーに赴任。現地で信用保証制度を作り、地元銀行でCOOに就任し退任するまでの2013年から2021年の活動をまとめた新書。「ミャンマーの発展のため」を胸にゼロの状態から全国津々浦々を訪問し、現地の要望を元に、時には運が味方しながら制度を作り上げた著者の苦労は本文からにじみ出ている。またミャンマー人の気質や国情といった点も丁寧に解説されており、今のミャンマーを知る手がかりの一冊といって良いだろう。2022/01/24
OMO
1
面白さ:○ 興味:○ 読みやすさ:○ 新鮮さ:○ 文学的云々:×2023/06/19
shrzr
0
思いのほか、金融実務への示唆に富んでいる。2023/05/31
Nachchaduwa
0
銀行から融資を受けるということがない、そもそも銀行を信用していないミャンマーの人々に、どのような仕組みを作って融資を広め、経済の活性化につなげるか。 「信用保証保険CGI」の導入にあたって孤軍奮闘でそのシステムを作り運用開始まで進めた著者の熱意には頭が下がります。 本書は、以下の視点から注目します。 ・ミャンマー独特の無駄に細かく、なかなか物事が進まない官僚組織に対して、どのように向かい合って仕事を進めたか ・人と人とのつながりが、大変重要であるなか、いかに信頼できるパートナーを見つけるか 2022/11/21