文春文庫<br> おやつが好き お土産つき

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文春文庫
おやつが好き お土産つき

  • 著者名:坂木司【著】
  • 価格 ¥730(本体¥664)
  • 文藝春秋(2022/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167918170

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内容説明

「和菓子のアン」の著者による初のおやつエッセイ!

日常の娯楽、おやつの時間。
銀座の名店から量販店のお菓子まで、甘いものもしょっぱいものも分け隔てなく食べ尽くします。
かりかりサクサク、こってりあっさり。読んだらすぐに買いに行きたくなる。
ページをめくるたびに、楽しいおやつの世界がひろがります。
単行本未収録のエッセイも掲載。さあ、召し上がれ!

少しだけ溶けてとろとろになったアイスを、生クリームと一緒に食べる。こっていとした旨味を味わったところで、
濃いめのコーヒーをひとくち(資生堂パーラー”ストロベリーパフェ)
サクサクのホロホロ。口の中でかしゅっとほどけて、やさしく広がる。甘いけれど甘すぎなくて、遠くにひとつまみの塩を感じる。
奇跡のアンビバレンツスイーツ(ウエスト”ドライケーキ”)
ふわんと漂う海苔の香り。臼井寒梅粉の衣で包まれたカシューナッツに醤油の味が香ばしい、香りのカーニバル。
海苔、醤油とおにぎり的な郷愁を誘う部分で攻めてからの、突然の油脂。カシューナッツという、うまい油脂の塊です。
あっさりとこってり、国産と外来種の奇跡の融合。ずっと食べ続けられるタイプです(風雅”風雅巻き”)

※この電子書籍は2019年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もんらっしぇ

111
『菓子はあけぼの。やうやう白くなりゆくお餅は、すこし暖かくて』枕草子にはこんな歌は書かれていませんが(爆)実は先日久しぶりに池波正太郎ゆかりのお店巡りで「浜町藪」に伺い、先生を気取って蕎麦を手繰って満足したあと…暖簾をくぐって外に出てみれば…目の前のそこはなんと「銀座あけぼの」の本社(&売店)でした!もともと坂木さんは池波先生の食のエッセイに触発され美味しい物屋さん巡りを始めていますし先生の聖地巡礼が趣味という「同好の士」でもあります♪そして本作にも「銀座あけぼの」はしっかり登場するのです(^_-)-☆ 2023/03/20

ゴンゾウ@新潮部

95
銀座の名店が多いと思っていたら「銀座百店」と言う雑誌の連載でした。だが紹介されている店は一度は訪れたい正統派の店です。2023/10/29

ひさか

75
各誌に掲載したものと書き下ろしを含めた27編のおやつエッセイと小説2編を2019年4月文藝春秋から刊行。銀座百点774号~786号(2019年5月~2020年5月)のエッセイ13編を加え、小説を除いたものを2022年1月文春文庫から刊行。お菓子の写真無しのパンフレットを見ているようで、あまり面白くなかったです。せめて写真でも載せれば良かったのに。2022/04/30

佐島楓

68
夜中に読むと菓子テロ気味におなかが空きます。逆流性食道炎持ちの私の胃が痛い……。つまみ食い的に、毎日ちょこっとずつ読めばよかったかな。2022/01/09

ぶんこ

65
銀座のお店が出している「銀座百点」に掲載されたのをまとめたエッセイでした。早速Googleマップを駆使してお店、口コミチェック。残念なのは2017〜18年の記事の多くのお店が閉店していた事。銀座三越のミルフィーユや、松屋の茂助団子、十石屋のおにぎりは買いやすいですね。歌舞伎座ビル5階の寿月堂もぜひ行きたい所にマークしました。新橋よりにはなりますが、大好きなおせんべいのお店瑞花も行きたい所。読んでいると行きたくてワクワク。銀座に行く予定があるので楽しみが増えました。2023/12/16

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