内容説明
――果たして貧困とは何なのか?
2021年夏、オリンピックを横目にホームレスと共に生活を見つめた衝撃の記録。
一日七食のホームレス!? 貯金ができるカラクリとは?
寝床探しから襲いかかる災害・犯罪の恐怖まで、家に帰らず2カ月間の徹底取材。
大阪・西成のドヤ街で暮らした日々をまとめた『ルポ西成』で鮮烈デビューを果たした著者が、《生活》の常識を根底から問い直すドキュメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
116
以前読んだ「ルポ 西成」の著者。彼がホームレスの生活を体験するために新宿や上野でダンボールや僅かなお金でさまよう。ホームレス生活といっても読んでいると意外なことにかなりお気楽に聞こえてしまう。登場するホームレスが大変な生活をするも著者が書くと重みがかなり薄められるような気がした。ルポのあり方について私自身もっと重圧でうつむき加減になるような内容を期待していたからだろうか。1年を通じて冬は体験しておらず、tyっとホームレスやってみました風に思えてしまった。図書館本2022/11/11
ma-bo
67
大阪の西成区で78日間ドヤ街生活を体験した事をルポ西成として発刊した作者が、今回は東京の23区内の各地(6ヶ所)の路上生活を約2ヶ月間体験したルポ。NPO法人やボランティアの炊き出しで、食料には実は困らないというのには驚いた。取材ではなく2か月間とはいえ路上生活を体験した國友さん、お疲れ様です。2022/02/06
Carlos
55
東京では住さえ何とかできれば、衣食には困らないことが確認できた。個人的には生活保護よりベーシックインカム派。2023/06/04
けぴ
54
新宿、上野、荒川河川敷の3カ所でホームレス生活を体験してみた著者のルポ。新宿は24時間同じ場所に生活の拠点を築き生活できるが、上野は夜にダンボールを敷いて寝ても朝には撤去しなければならず生活が大変。河川敷はテントを張れるが台風などで増水したときは身の危険が。上記3カ所はいずれも都内なので炊き出しは充実していて食べるのには困ることがない。一読の価値あり。2023/07/27
たまきら
43
そのままのタイトルです。取材をして出会う様々な人には驚くばかり。生活保護を狙った貧困ビジネス、建設現場のスカウトマン。もう何も持っていない人からも利益を作り出そうとする世界よ。明晰な頭脳で言い訳ばかりしている無生産者の哀れで孤高な姿よ。正解のない世界の、小さな国の忙しい首都の片隅で、道が居場所な人が寝る場所を探しているんだなあ。2024/01/27
-
- 電子書籍
- 1年限りの契約結婚を延ばす方法【タテヨ…
-
- 電子書籍
- 「邪魔になった」と離縁された伯爵令嬢、…
-
- 電子書籍
- 神々に育てられしもの、最強となる【分冊…
-
- 電子書籍
- 猫と夜空の下で【マイクロ】(3) フラ…
-
- 電子書籍
- さるとびエッちゃん(2)




