秘闘―私の「コロナ戦争」全記録―

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秘闘―私の「コロナ戦争」全記録―

  • 著者名:岡田晴恵【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 新潮社(2021/12発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103543619

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内容説明

尾身分科会会長、田村前厚労大臣らコロナ対策を指揮した中心人物との生々しいやり取りであぶり出されるコロナ禍の真実。日本中が未曾有の災禍に見舞われたあの時、誰が、どう動いたのか!? この国の矛盾と歪みに直面した著者が、また訪れる危機のために何としても書き残しておきたかった「秘められた闘い」の700日!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

62
2時間サスペンスドラマを見た気分。著者本人が勇気と覚悟を持って執筆、コロナ禍初期の2年間の詳細を語った衝撃の告白本。国民の健康と安全を最優先に奮闘した岡田氏と、恩師田代氏や田村前厚労大臣ら、コロナ対策を指揮した中心人物との生々しいやり取りであぶり出されるコロナ禍の真実。本来政府に正しい政策を促すためのサイエンティストとして果たせなかった尾身分科会会長への批判が半端ない。東京五輪の開催が最悪のタイミングで判断を誤らせたか。田村厚労大臣の「人選ミス」の発言がすべてですね。2023/11/05

ミライ

41
「コロナの女王」こと岡田晴恵さんが、2020年~2021年にかけて行われた日本のコロナ対策の舞台裏を描いた告白手記。中国武漢で新型コロナが発生するところからスタートして、東京オリンピック開催くらいまでの期間の日本政府、厚労省、分科会などのメンバーとの生々しいやり取りが描かれており、かなりボリュームがあり(384P)、一冊のノンフィクション小説としても読める作品。ここまで書いちゃっていいの?といった内容もあり、日本の行った新型コロナ対策の是非を考える上で貴重な資料となると思う。2022/02/12

Nobu A

16
岡田晴恵著書初読。運転中に聴いていたラジオで宣伝されていたのがきっかけ。以前はメディアに引っ張りだこだった著者。感染免疫学と公衆衛生学を専門とし、ドイツのウイルス研究所や厚労省国立感染症研究所での勤務等の経歴から当然だし、学者として矜恃と魂の叫びが聞こえてくる。田代眞人が感染症対策分科会のトップになるべきところを専門外の尾身茂を据えた点から間違い。国際社会で揶揄される「日本人は地震に敏感、感染症には不感症」に尽きる。「行政検査」「国民努力」「ファクターX」等のキーワードが挙がる。多くの人に読んで欲しい。2022/03/14

青雲空

13
共感すること、腹立たしいこと、多々書かれていた。A級戦犯が誰かは、明らかだ。 ここまでパラパラつぶやいてきたので割愛するが、348頁にコロナは誕生してたった1万年であるのに対し、インフルは1億年前から存在しているということに驚いた。コロナウイルスは新参者で、分からないことが多いし、変化の幅も大きい可能性がある。非常に厄介な相手ということだった。 コロナとインフルはまったく別物でモンスター。これが最終的に印象に残った。2022/04/12

11
もやもやしていた事が、スッキリしました。PCR検査をしたがらないのも、わかりました。命の大切さがわかってる人達にコロナ行政をしてほしい。2022/02/19

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