ソーニャ文庫<br> 騎士の殉愛

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ソーニャ文庫
騎士の殉愛

  • ISBN:9784781697130

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内容説明

――あとどれだけ捧げれば、君を取り返せるだろう。

兄の起こした反乱により領地を追われ、
40歳も年上の公爵と政略結婚をしたマリカ。
だが夫と夫婦関係はなく、いずれ“仮父”を呼ぶと告げられていた。
仮父とは、子供をつくれない夫の代わりに妻に子種を分けてくれる男のこと。
嫌悪感を抱くマリカだが、仮父として現れたのは、
かつての婚約者で初恋の人アデルだった。
愛しい男の熱に溺れ、マリカはつい彼への恋心を漏らしてしまう。
そんな彼女にアデルは「一緒に地獄に堕ちよう」と、不穏な言葉を告げてきて……。

最凶騎士×薄幸の公爵夫人、すべてをなげうつ狂愛に翻弄されて……。


【目次】
プロローグ
第一章 翠海の悪戯娘
第二章 偉大なる公爵の道具
第三章 再会
第四章 愛する覚悟
第五章 春呼びの風
第六章 悪戯娘がくれたもの
エピローグ
あとがき


【関連ワード】
ライトノベル 恋愛 ファンタジー ソーニャ文庫 騎士 政略結婚 初恋 ティーンズラブ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サラン

14
★3.5 兄の反逆により領地を追われ公爵と結婚したマリカ。心を閉し贖罪の日々の中、跡継ぎを作る為教会が遣わした仮父は大好きだった元婚約者で‥なぜか今回あまり話に入り込めなかった。不倫(ではないが)関係ぽいのが苦手なのもあるが、マリカを取り戻したい一心のアデルに対し勝手にアデルの幸せを決め付け教会の教えばかりを説くマリカにイライラしたからかな。戦争は人を殺す事だから願掛けの為に躊躇なく殺すとしてもアデルが狂ってるとは思わない。ただマリカに対する執着と思いがマリカや周りの人間に恐怖を抱かせるレベルだったのね→2022/02/19

十六夜

4
ヒーローが美しく清らかでまっすぐな心根のまましっかり狂っていくのがすさまじいね。というかあんな過酷な家で育ってよくまともな好青年になったもんだ。お転婆すぎるヒロインを温かく見守り、ヒロインもそんな彼が大好きで純愛なのに、彼女の故郷が兄に売り払われたのを機に二人はバラバラの道に……という悲しい離ればなれ。だからこそヒーローは心根がきれいなままどんどん狂っていく。最後は身一つになったヒロインの愛で引き戻された感じだけども。二人が幸せになれて単純に良かったと、ヒロインの元夫の閣下も思っていることだろうね。2022/01/21

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