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内容説明
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」必携の書。
2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主人公・北条義時(演・小栗旬)の生涯に迫る一冊。著者は、現在、もっとも北条義時に肉薄していると評価される新進気鋭の研究者。姉・北条政子と源頼朝の結婚、頼朝の挙兵、平家との戦い、武家政権の成立、将軍代替わりを契機とする政権内の権力闘争、将軍暗殺、承久の乱・・・・など大河ドラマのストーリーをより深く理解し、楽しめる構成。新史料を元に初期鎌倉時代政治史のミッシングリンクを解明し、『吾妻鏡』以外の公家史料も駆使して、なぜ北条氏が執権として権力掌握に成功したのか、その真相にも迫る。さらに著者の勤務先(鎌倉歴史文化交流館)が鎌倉という「地の利」を活かして考古学の成果も活用。カラー写真・図版満載で、鎌倉散策のお供にもなる書に仕上がりました。読みやすくわかりやすい文章ながら、内容は深い。
※この作品はカラーが含まれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポチ
48
北条義時のことが少しでも分かればと思い手にした。読み易く理解し易い内容になっている。何となく陰険な策謀家のイメージがあったが、どうも違うようだ。大河ドラマもどんな北条義時を見せてくれるのか楽しみだ。2022/03/14
金吾
26
○非常に丹念に調べられており、義時の人間性や世情をイメージアップを図れます。鎌倉初期は粛清等の影響で暗い時代だと思っていましたが、本書のおさえた筆により全体的な部分が見えたのは良かったです。2024/11/06
鐵太郎
26
NHK大河で北条義時が主人公になると言う知らせを聞いた頃に義時についての論文を書き上げ、「鎌倉殿の13人」の放映前に刊行された、中世史研究家による正統派の「史伝」。歴史の中でいつの間にか武家政権の流れを確立した存在となり、かつて皇国史観などにより悪評を受けていた男、北条義時を、生まれから死、死後の評価・風聞まで網羅したもの。無味乾燥的な生涯・実績について史実・あり得べき解釈を積み重ねた最後に、「幸運の持ち主で精神力が強くエピソードが少なく人間的に面白みのない『真面目で有能な政治家』」と、まとめています。2024/10/16
鯖
24
時政の後継は義時なのか、それとも牧の方が産んだ政範なのかに着目して読む。江間姓と北条姓が吾妻鏡でも混在してるし、江間という別の家を立てたから北条としては政範という解釈でいいのかな。…大河では平賀朝雅が政範を毒殺したとこを畠山重保(重忠嫡男)が目撃しちゃったから消されたってフィクションになってたけど、アレ、最終回あたりの義時だったら自分で邪魔な政範コロコロしてたよね。アレがなかったとしても、あんだけ粛清しまくってた義時が政範放置しとかないだろうし。そもそも大河でも義時がそのうち政範殺すんだろうなと思ってた2023/02/27
サケ太
24
北条氏とはなんだったのか。から始まり、時政の伊豆での存在感、義時の出自、その生涯。義時について新しい見方を得られた部分が多く、新鮮さもあった。2022/04/18
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