内容説明
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都築響一氏絶賛!「映画がスターという地上の星たちのもので、スクリーンが銀の幕だったころ、絵看板は空に浮かぶ巨大な予告編だった」
昭和の映画全盛期、映画館や劇場街には「手描きの絵看板」が掲げられていた。本書は、大阪ミナミで絵看板を制作していた工房「不二工芸」の貴重なアーカイブから、国内外の名作300以上の絵看板写真を厳選し、すべての映画解説も収録。今はなき劇場街の賑わいをビジュアルで楽しめるだけでなく、映画看板の写真を通して戦後の映画史を総覧できる一冊。また、映画看板の作り方、手作り絵の具の話、劇場での失敗談などの詳細を元看板絵師たちに聞いたインタビュー「元映画看板絵師たちの記憶」なども収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
104
町中に映画館がいくつも遭った時代、看板絵師という職業の人が描いていた絵看板を紹介した本。前半はまだ生まれていなかったが後半はゴジラ映画などの記憶はある。子供時代は当然背が低いのでとても大きく見えたことを覚えている。看板絵師の方は、写真を見て大きな看板に絵を描き時には人物の形に板を切り出して描いていたという超絶テクニック。現代のようにネットで映画情報を得ているのとは迫力が違う。本に載っている写真はどれも白黒だがよく今まで残っていたと思う。素敵な本だった。図書館本2022/05/01
パトラッシュ
103
掲載されている作品で、実際に劇場で観たのは2点ほど。残りはテレビやビデオで知るものばかりだが、封切り時の映画館にこれほど派手な絵看板が掲げられていたのは、必死で売ろうとする大阪特有の事情か。あの名画が、この話題作がこんな形で公開されていたと知るのは、マジメな映画史では絶対に言及されない話。特にネット全盛の今しか知らない世代には、巨大な看板を掲げて映画の宣伝をしていた頃があったなど想像もできないだろう。記録が残っていなければ存在自体が忘れられていた絵看板に特化した写真資料集は、他に類のない貴重で楽しい1冊。2022/05/12
keroppi
80
昔の映画館には、このような絵看板があった。それは非日常に誘う看板だった。写されている看板は、どれも迫力がある。表紙にあるように写真以上に目力を感じる。私もこんな絵看板に導かれて映画を観ていた頃を思い出した。怪獣映画を観た頃もこんな看板だったなぁ。ただ、こんな大きな看板を見ることはなかったと思う。さすが、大阪だ。絵師たちの対談もその当時の熱気を感じるし、どうやって描いていたかの解説もあって実に楽しい本だった。2022/04/12
花男
17
読んだというより、見た。2022/06/04
スプリント
15
映画絵看板の写真集です。 看板だけでなく周囲の建物や通りすがりの人々の服装も時代が感じられて楽しめます。2022/01/26
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