内容説明
次は「香港人改造」か? 大量虐殺、レイプ、強制移住……中国の少数民族政策は日本をも脅かす! 内モンゴル、チベット、ウイグルで何が起きているのか──中国籍を拒絶した「亡国の知識人」が警告する。第19回正論新風賞受賞論文収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
24
14年刊行の「狂暴国家中国の正体」に増補改訂を加え文庫化したもの。好意的に上っ面だけ見るならばお人好し、厳しくその実相を評するならば敗戦後自ら続けて来た臆病、怠惰、無知に基づいた事なかれ主義のシープルとなった現代日本人に、独立自存と自らの未来を守りたければ対決は不可避である支那という邪悪な侵略国の脅威と対抗策を改めて説く一冊である。著者は内蒙古自治区という名で支那共産党に支配される南蒙古の出であり、自らの出身地が文革期に受けた支那人による中華型ジェノサイドの凄まじい実態とその後の毛沢東が唱えた「砂を混ぜる2020/01/21
T.Masa
5
中国共産党が他国を乗っ取る手口は、まず他国に階層的な考えを持ち込み、社会の分断をはかることから始まる。それから大量の中国人を移民や留学生として送り込み、社会不安を煽ったり、大学では正常な授業が出来なくしたりする。そしてある日、自国民の何倍もの中国人がいることに気づいたときには、もう手遅れとなっていた。モンゴルやチベット、ウィグルがそうして国を奪われた。いま日本が、その渦中にあるのは明白だ。2022/12/14
■TERU■
4
侵略独裁国家のチャイナの酷い虐殺の歴史を知ることが出来、それが今なお続けられている状況が良く分かる本です。日本に対して厳しい姿勢にならざるを得ない理由 モンゴル・チベット・ウイグルに対する執拗な侵略と虐待 他国どころか自国民の命も軽視するとんでもないチャイナを知ることが出来ます。 これを読んだらチャイナを嫌いになります。2021/09/04
もちもち
4
何の罪もないウイグル人、チベット人、内モンゴル人が中共によって殺されているというのに、中国を持ち上げべったりの左巻き政治家、コメンテーター、マスコミは一体なにを考えているのか…2020/12/05
つかはらあつし
4
隣なのにこんなにも知らないことがある。 旧植民地の民主主義者から「旧宗主国としての自覚を取り戻してほしい」と言われる日本人。戦前の誇り高い人たちへの敬意と戸惑うばかりの現代に生きる人。考えさせられるを超えた気持ちになる。2020/06/01