サスペリアミステリーコミックス タック＆タカチの事件簿 １ 16秒間の密室

著者名：大橋薫/西澤保彦

秋田書店（2021/12発売）

• ISBN：9784253185271

内容説明

事実を組み合わせ真実を探るパズルミステリー。途中一度も止まらなかったエレベーターの中で女がバラバラ死体になった！　その間わずか16秒。そのトリックとは…？　表題作の他４編収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[雪紫]

再読。匠千暁シリーズ短編のアレンジコミカライズ（全員大学生のまま）。なんとも可愛い容姿に、西澤さん流のあれな動機が交じれば、ギャップが凄まじい。・・・いくつか「解体諸因」交じってるしな。

2022/04/23

[十六夜（いざよい）]

表題作のトリックと奇抜性は凄かったが、いかんせん動機がなぁ…。実際の殺人事件も本当に些細な事が原因だったりするので、よりリアリティがあるとも思えるが。原作未読のため、どれも先が読めず楽しめた。

2014/04/21

[bluemint]

西澤保彦の初期の小説は、ＳＦを含む特殊な状況下で起こる事件を合理的に解決するという、本格推理好きにはうれしいものだった。しかし、とにかく説明がややこしい。ユーモアを交えた軽いタッチに騙されると、混乱したままになる。かなり以前に読んだものの漫画化なので、年をとっても多少はわかりやすいだろうと思った。絵は好みではなく、ギャグも大げさなだけだが、さすがに目で見て説明されるとわかりやすかった。特に、エレベーターに乗ってわずか１６秒後にバラバラ死体となって発見されるという不可能犯罪のトリックはおもしろかった。

2017/12/07

[なつき]

原作の漫画化って色々あるけど、これは結構好きです。事件自体はアレンジされてるのもありますが、そこはさすが大橋さんって感じで。絵も想像より気持ち悪い描写なんて流石です。