きりきり舞いのさようなら

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きりきり舞いのさようなら

  • 著者名:諸田玲子
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 光文社(2021/12発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334914400

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内容説明

文政の大火で焼け出された人気戯作者十返舎一九一家。娘の舞を頼りに、亭主の尚武、養子の丈吉、継母のえつ、葛飾北斎の娘お栄と、奇人変人の面々が命からがら逃げ出して、北斎先生の借家でいちから出直す悪戦苦闘の日々。幽霊騒ぎ、盗難騒ぎ、ついには一世一代、十返舎一九の野辺送りと、尽きない騒動に舞の苦難は今日も続く、きりきり舞いの人気シリーズ最新刊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

147
きりきり舞いシリーズ第4弾!やっぱり賑やかに騒々しいいつもの面々。それにしたって『灰さようなら』とは・・今回も6話それぞれ楽しく読了した。2022/01/23

タイ子

87
シリーズ第4弾。相変わらずきりきり舞いしてますねぇ、舞さん。十返舎一九の娘・舞の周囲で巻き起こる笑いと人情の物語。文政12年に江戸大火が起こり、舞一家も焼け出され葛飾北斎が住んでいた家を貸してくれた。北斎の娘・お栄がもれなくついてくるが。大所帯の中、一九も年には勝てず筆は進まず舞の苦労も果てる所なし。こんな貧乏話も何だか笑えて読めるのがいい。ある日、突然一九のお葬式の話になってる。えっ?!いつ死んだの?お金儲けはこれしかない。香典目当ての偽のお葬式。さすが、江戸っ子。バレても皆で万々歳、灰さようなら。2022/08/07

61
ドタバタのある人情時代小説。奇人変人揃いの一家で奮闘する舞もいい味出してます。久々のきりきり舞いシリーズ、面白かった2022/03/20

ぽてち

39
十返舎一九の娘である舞を主人公に、一九一家に訪れる様々な事態を描いた連作短篇集。なんとなく図書館で借りてしまったが、はて、これは? と首を傾げながら読んだ。読了後検索し、同じシリーズの4作目であることが判明した。なんだが、ここから読み始めても登場人物たちの繋がりはわかるし、普通に楽しかった。それでいて全然説明っぽくないのがすごいな。遡って読まなければ。2022/02/05

ひさか

30
小説宝石2020年10月号一寸先は闇、2021年,2月合併号貧すれば鈍する、3月号女房妬くほど、4月号知らぬが仏、6月号百戦危うからず、7月号灰さようなら、の6つの連作短編を2021年12月光文社刊。毎度のドタバタコメディでようも続くものと感心するやらあきれるやら。2022/03/31

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