The Number Bias 数字を見たときにぜひ考えてほしいこと

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The Number Bias 数字を見たときにぜひ考えてほしいこと

  • ISBN:9784763138941

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内容説明

「数字=正しい」という
思い込みは危ない。

数字は、事実のように思われる存在。
しかし、その裏には
誰かの意図や勘違い、間違いが隠れていることも。
数字はときに「主観性」を帯び、事実からかけ離れた姿になる。
・「因果」と「相関」の混同
・例外が釣り上げる「平均」
・「思い込み」に寄った解釈
・「サンプル」が、異常で少数
・「話を聞きやすい人」にだけ行われる調査 etc.

また、数字を見たとき、
私たちには様々な「バイアス」が働く。
・「数字=事実」と思い込み、思考停止
・「出てほしい結果」に合わせた理屈の創作
・「ただの偶然」を事実と誤認 etc.

毎日、たくさんの数字が
私たちに飛び込んでくる。
私たち数字の消費者が、数字を見たとき、
ロジカルなつもりで間違った解釈をしないために。
「ナンバーバイアス」(数字の偏見)を外し、
読みを間違えない「思考」と「視点」を
本書で身につけよう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

TM

3
統計の数字や、実験結果を見たときに、誤った認識をしないようにするために必要な、基本的な見方を教えてくれている良書。有名な本に「統計で嘘をつく方法」があるが、そこでの指摘もふまえつつ、エピソードも豊富で、読み物としても面白い。ニュースなどを見たときに、間違った結論に飛びつかないためのリテラシーを身に付けるために有用だと思う。2024/03/09

RS

3
ビッグデータなどの数字をみるにあたって気をつけること、自分の感情を自覚、好奇心が重要、不確実を受け入れる。ところでアメリカの世帯収入中央値が白人が171,000ドルで黒人が17,600ドルって本当かな。出典元は示されてはいたけど。他の本に労働年齢の男性の収入中央値は37,000ドルという数値もあってどうなんだろう。というように気にしようということか。2022/01/09

ヤスダ

2
★5 (1h 47min) 定量されているから分かりやすいのではなく、定量されているからこそ真の目的が数値に表されているかを見極めなければならない。統計はあくまで俯瞰であり、個人単位の個性や意見を反映させることは到底難しい。データを取られる側も、取る側も、感情や主観を捨て切ることは出来ないことを念頭に置いておかなければならない。 GDPやIQ等の広く知られた指標にも疑問を投げかけており、理解しやすい。チェックリストも秀逸。 タイトル買いした本だったが、直感は裏切られず、只々勉強になった本だった。2022/02/19

susunu1

2
数字は事実を反映している、数字は判断に資する情報を与えてくれる。そう信じている人はモノの見方をマッサラにした方が良い。トランプ大統領の勝利はなぜ予測できなかったのか、なぜ同じ食品が体に良くもあり、悪くもあるとされるのか。未成年にとってタバコは良くない、というメッセージはマーケティングだった、というのは驚き。それを聞いた若者は一度は試したい、という欲求から逃れられないのだ。ビックデータ時代に数字に騙されないため素養が求められるのだ。2022/01/23

SABA

2
客観的に見える数字でも、扱う人によって解釈が異なる。決めつけで数字を見ると、客観的な分析ができず痛い目にあう。自分は仮説を立ててから数字を出すので、偏見を持たないように心がける2022/01/02

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