内容説明
許嫁騒動を乗り越えた小雪と直哉は、徐々に二人の将来について深く考えるようになり始めていた。
余命のあるうちに孫娘の晴れ姿を見たいと騒ぐ小雪の祖父もやってきたことで、ますます具体的な未来について意識してしまうようになる。
お互いにもやもやしながら行くことになった修学旅行の京都で、交友関係の広がった小雪の姿を微笑ましく眺める直哉。訪れた縁結びの神社で二人の目の前に現れたのは、“やたらと察しのいい”“銀色の髪”の女の子だった――。
天邪鬼な美少女と、人の心が読める少年の、すれ違いゼロの甘々ラブコメディ、第５弾。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
許嫁騒動を乗り越えたことで、徐々に二人の将来について深く考え始めた小雪と直哉。そこに余命のあるうちに孫娘の晴れ姿を見たいと騒ぐ小雪の祖父が襲来する第五弾。襲来前にすでに祖父を攻略して懐柔済みの直哉のそつのなさには苦笑いでしたけど、彼の忍耐力が問われたお試し同居、サプライズプレゼントに修学旅行と二人らしさ全開の微笑ましいイベントに、いかにもそれっぽい少女まで現れて、何というかあまりにも用意周到過ぎて、小雪じゃなくてもつい突っ込みたくなるその大円団的な結末が、とてもこの物語らしいというか良かったと思いました。2021/12/13
真白優樹
12
前巻の騒動と小雪の祖父の訪問から二人が将来を意識する中、修学旅行先の京都で未来からの訪問者に出会う今巻。―――誓う想いの先、世界の先で待つのは彼女。 疑似同棲生活をしたり朔夜の恋問題に向き合ったり。相も変わらずの日々を過ごす中、すれ違わぬ二人の甘さが極限を越えていく巻であり、規定された大団円の甘さと温かさに心撃ち抜かれる筈の巻である。辿り着いた未来の景色、それはもう約束された未来。だからこそこれからもきっと、この皆で。何処までもずっと、幸せなままに、いつまでも。 うん、最高に面白かった。2021/12/16
ひぃす
9
本編完。SFチックな展開も散りばめつつ、とても綺麗にまとまりましたね。しかし、直哉は母と意志疎通がしたくて、必死に訓練して獲得したサトリ能力だったはずなのに、親父も娘も先天的に異能持ってそうなのが、作者設定忘れてないか疑惑…。それはそれとして、素直になれないヒロインの考えを、主人公がすべて先回りして読みとっていくという設定は面白く、糖度高めのラブコメ好きとしては、とても平和なラブコメとして、大変楽しめました。6巻は番外編集とのことなので、そちらも楽しみたいと思います。2024/01/06
パパサレン
6
イチャイチャっぷりがきわまると見てる方は保護者感覚になるのを改めて理解できます。ツンデレなんだけどツンのときの内心のデレがバレてるのはツンデレと言うんだろうか？結婚エンド最高だわ！2022/01/16
ましろ
6
許嫁騒動を難なく乗り越えた二人は、徐々に将来について考えるようになります。 余命のあるうちに孫娘の晴れ姿を見たいと騒ぐ小雪の祖父のため、何よりも自身の想いのために、小雪に婚約を認めてもらうための主人公の奮闘が始まります。 といっても、特殊能力じみた特技で人の心が読める彼にとって、攻略は時間の問題で。 イベントも盛り沢山で、相変わらずツンツン毒舌な小雪とのすれ違いゼロな甘々っぷりは見ていて飽きません。 物語もクライマックスに差し掛かり、糖度増し増しで送られる幸せ溢れるラブコメディを堪能できました。2021/12/31
