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内容説明
約一二〇〇年前に編まれ,古典として親しまれてきた万葉集.しかし実は,ひとつの解釈を拒む歌,よく分からない歌,顧みられなかった歌は数多い.のちの世の評価や解釈にとらわれず,先入観なく歌そのものと向き合えば,古代の人びとの心が見えてくる.万葉集に出会うことで,私たちはほんとうの心に出会うのかもしれない.
目次
はじめに┴第一章 さわらびの歌┴1 「石(いは)ばしる」と「石(いは)そそく」 漢字で記された歌集┴2 賀茂真淵の「石激(いはばしる)」┴3 原文の「激」をどう読むか┴4 「そそく」の語感のうつりかわり┴5 「さわらび」の季節┴第二章 「心なきものに心あらすること」 擬人の表現┴1 万葉集の文学史┴2 「近江荒都歌」の長歌┴3 「近江荒都歌」の短歌┴4 擬人表現のその後と写生論┴第三章 「家もあらなくに」 旅人の恋┴1 万葉集の恋の歌┴2 旅の歌の「あはれ」┴3 いま,ここに我が家を┴4 「駒(こま)とめて袖うちはらふかげもなし」┴第四章 柿本人麻呂の狩猟の歌┴1 亡き父を思う軽皇子の狩り┴2 真淵の「東(ひむかし)の野にかぎろひの立つ見えて」┴3 「かぎろひ」と読めるか┴4 「野らにけぶりの立つ見えて」┴5 馬を馳せんとする皇子┴第五章 笑いの歌┴1 正岡子規の発見┴2 愚人の歌┴第六章 万葉のこころ┴1 「父母(ちちはは)も花にもがもや」┴2 防人の歌┴3 水に映る妻の姿┴4 思われて見る夢┴5 別れの鏡┴6 みずからの命を祈ること┴7 みずから命を絶つおとめたち┴8 昔も今も,後の世も┴あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
はちめ
犬養三千代
belle
ぽん
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