ポプラキミノベル 渡会くんの放課後恋愛心理学

著者名：遠山彼方【著】/くろでこ【イラスト】

ポプラ社（2021/12発売）

• ISBN：9784591170588

内容説明

中学生になって好きな人ができたヒナ。ある日、ケガをして保健室に行くと、そこには会ったことがないクラスメイト──入学以来保健室登校をしている渡会くんがいた。授業に出ていないのに成績優秀で物知りな渡会くんは、いま心理学の本を読んでいるという。「好きな人と仲良くなるにはどうしたらいい？」と相談するヒナに、心理学にもとづいたアドバイスをしてくれたのだが…。めちゃカワイイ第３回ピュアラブ小説大賞受賞作！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっしー]

中学生ならでは…の学校描写が良かったです。純粋でまっすぐなヒナ、そこに振り回されつつ自分を出していく渡会。まだまだ続く学校生活も楽しいものになりそうです。心理学用語の解説がめっちゃ分かりやすく例えられているので、とても分かりやすいのも良いですね。勉強していた当初に読んだら、もう少し試験が楽だったかも(笑　にしても、「月の錯視」懐かしいな。半分寝ながら聴いてた授業、「月の作詞」と勘違いして大混乱した思い出が未だに残ってます(笑

2025/02/10

[海 フリーレンです。＾＾。双子２人とペア画中ー！＠復活したよー！]

これ好きなんよｗ

2025/01/22

[林檎の葉]

恋愛小説のつもりで手に取ったら、もちろんそれが主題なんだけど、小中学生の教室内での繊細な人間関係、感情の機微、洞察力の高さが1シーンで描かれていて舌を巻いてる。やっぱり児童書は面白いわ。▼ヒナちゃんが渡会くんを心理学の講師、恋愛の指南役として信頼するより先に、渡会くんにとってのヒナちゃんは彼が学校に登校し続ける理由になったのでは。変化球のボーイミーツガールじゃねえか！！！詳しい感想 https://ringonoha.hatenablog.com/entry/2023/04/02/011949

2023/04/01

[ゆき]

図書室に入れる本なので試し読み。▼アラフィフのオバチャンにはかなり初々しいお話でした。(^^)心理学を上手く絡めての恋愛モノ。これを読んだのがキッカケで心理学や他の学問も、生活の色んな場面で役立てることが気がついてもらえたら勉強も楽しみながらできるのかもね。▼物語としては四年生あたりの文庫初心者向けかな。もう少し心理描写や風景描写がたくさん入ってくると厚みのある物語になるのでは。

2022/08/16

[kokekko]

デビュー作。大人には面白いが、100万円ゲームと同じく、主人公たちは中学生のはずなのだが会話の内容がとても知的なので、高校生くらいに思える。

2024/07/27