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内容説明
爆笑トークでバラエティ番組でも注目され、今年巨人の一軍コーチに就任した元木氏。現役時代は、長嶋監督の下、落合、清原、原、松井、江藤、小久保(&ハウエル、マックらの外国人選手)らオール4番メンバーの中で、常にポジションを脅かされながら15年間「クセ者」として生き抜いた。
その間、ベンチでは落合、松井の隣に座り、常に落合、清原といった大物選手のマネージャー役もこなしたという元木氏だからこそ語れる興味深いエピソード、超絶メンバーの中でどうして生き残れたのか。一般のサラリーマン、組織人にも通用するその極意を語り尽くす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
31
クセ者、元木大介。抜群の野球脳とセンスある選手なので、そのことをもっと広くファン以外にも知ってほしい。星野監督にも一目置かれるだけある選手だから。落合選手がいなくなったら、清原選手がに笑った。完全試合後の槇原投手の言葉にも。コーチ就任、おめでとう。スーパードライが出るまでは夕日ビールって知らなかった。 2019/06/13
マッちゃま
21
甲子園のスターから野球浪人、プロでは主役は張れず「クセ者」と呼ばれるバイプレイヤーに、引退後はタレントへ転身したがコーチとして戻る。タレントコーチと揶揄されるもチームは優勝…まさに紆余曲折、七転八倒の見本市な人生を歩いてきた元木大介の生き方をクローズアップしていく事で、生きにくい現代社会の歩き方指南書な内容。自身が思うような生き方を出来る人はほんの一握りだけで、そんな人たちでも、そう生きて行く為に努力している訳です。自分は、ほんの一握りでは無いと理解することで生きる道も見えてくるのだと読んで思いました。2020/04/29
スプリント
10
ひところバラエティ番組に多数出演していたときは 野球界に戻ってくることはないかと思っていましたが 巨人軍のヘッドコーチを任されるとは。 ベンチや移動時の座席など当事者ではなければわからない情報が多く、内容も面白かったです。2021/12/20
anken99
9
稀代のクセ者として知られる巨人・元木と、二宮清純氏の対談をまとめたもの。この対談は2018年夏にスタートしたのだというが、その後、第三次原政権のブレーンとして招集され・・・。コーチ経験もなく、引退後は芸能活動に足を置いた、その後の活躍を見るにつけ、やはり相当なスキルを持っていたわけで、それを見出していた原監督の眼力もすごい。本書を読めば、そんな元木の凄さが伝わってくる。甲子園ではホームランバッター、プロ入りに際しては浪人、そして4番打者を集めまくった巨人で自分を光らせるための方法にかけた元木はやはり凄い。2020/12/09
MioCastello
8
落合→日ハム、広沢→阪神、清原→オリックス、石井→ロッテ、江藤→西武。各球団の4番打者が入れ代わり立ち代わりし入団しては消えていく巨人という球団において貴重な繋ぎ役として生き残り続けた「くせ者」元木。今やその巨人のヘッドコーチにまで上り詰めたのだからあっぱれとしか言い様がない。「強いものが生き残るのではない。環境の変化に適用できたものが生き残るのだ」という適者生存を地でいく元木。サラリーマンでも主婦でもどんな世界に生きる人にも参考になる処世術で誰でも興味深く読めると思う2020/10/28