内容説明
私たち日本人が知らないところで、日本の領土・産業・精神が中国に蝕まれている――
世間が新型コロナウイルスに翻弄される中、尖閣諸島周辺に中国船が度々侵入するなど中国からの圧力が日々強まっています。
また、経済面でもかつて日本を代表していた企業が、いつの間にか中国資本の傘下に入るなど、もはや「日本は中国より上」という感覚は通用せず、静かに国家としての危機を迎えていると言えます。
こうした状況を踏まえ、本書では
●岸田内閣が掲げる経済安全保障政策の重要性
●天安門事件で中国を「救ってしまった」日本の黒歴史
●国の借金抑制は中国を利する理由
などを中心に、内閣官房参与経験者がすべての日本人に、中国から身を守るための「抗中論」を提言します。
【著者プロフィール】
藤井聡 (ふじい・さとし)
京都大学大学院工学研究科教授(都市社会工学専攻)。
専門は公共政策論。
著書に、『「自粛」と「緊縮」で日本は自滅する』(ビジネス社)、『令和版 公共事業が日本を救う 「コロナ禍」を乗り越えるために』(扶桑社)、共著に『感染列島強靭化論』(晶文社)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Daisuke Oyamada
32
私たち日本人が知らないところで、日本の領土・産業・精神が中国に蝕まれているという。かつて日本にとって中国は格下で、経済でも日本の足元にも及ばない。そんな風に思っていたが、現在では日本を代表するような企業も中国資本の傘下になるような時代になった。 もはや「日本は中国より上」という時代ではなくなった。しかし、認めたくないメディアは日本国民に対し、中国人はマナーが悪いとか、食品に変な物が・・・ https://190dai.com/2024/02/18/日本を喰う中国-「蝕む国」から身を守るための/2024/02/26
くらーく
6
特に目新しい事は無いかな。いわゆるネトウヨ系で言われている事をまとめた感じ。道産子としては、ニセコは既に租界のようで近寄れないし(しばらくスキーに行っていないなあ)。 経済でこれだけ差を付けられては仕方ないですね。しかも、中国は経済界の後ろで共産党と言う中国のベースが後押しする訳ですから。どうして、こんなに中国を太らせたのか、世界の工場にしたのは、誰か。今頃になってあたふたしている先進国と言われる欧米+日本。愚かだねえ。 まあ、誤りを認めて、軌道修正するんだったら、早い方が良いわね。衣服は十分でしょ。2022/04/09
jack
4
こんなにも、日本企業が中国資本となっているとは。物を作らない国は滅ぶ。☆5.02022/01/30
りっちー
2
知人が読んでいたので触発されて読みました。事実に基づいた状況説明は納得できるものではありますが、感情的な言い切りも多く、話半分?と思ってしまう。 話半分だとしても、由々しきことは理解できるので、うなづける点も多い。 こういった視点でニュースや世の中を見る事も必要だと思う著作で、内容に呑み込まれない、適度な距離を置いて理解できる人におススメします。2022/10/01
しまっち
2
audibleで聴了。親中でも嫌中でもない「抗中論」を説く。初めて知ることも多かった。もっと政治ニュースに関心を持って勉強が必要だと思った。2022/05/12
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