環境先進国・江戸

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環境先進国・江戸

  • 著者名:鬼頭宏
  • 価格 ¥640(本体¥582)
  • PHP研究所(2021/12発売)
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  • ISBN:9784569621470

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内容説明

人口が横ばいだった18世紀初頭から19世紀前半の日本。この間、人々の生活は着実に向上していった。生活の向上は環境破壊を招くことが多いが、当時の人々はそれを許さず、限られた資源を有効に使い回す「循環型社会」を築き上げたのである。モノが壊れたら修繕して使い、使わなくなったものはリサイクル。そのための専門業者が町を行き来するといった、環境にやさしい社会システムが、そこにあった。経済と人口が臨界点を迎えつつある今こそ、レンタル、リース、リサイクルという発想を持った当時の社会システムと人々の暮らしを見直すべきではないか。200年前の社会に、今、必要とされている「持続可能な開発」のヒントが隠されているのである。歴史人口学の専門家が、文明史、そして人口変動の波動の中で「江戸」を捉え、少子化と環境保全の切っても切れない関係を解き明かし、これら問題の解決策を模索する。「環境先進国・江戸」に学ぶ21世紀型生活。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃーろー

0
現代に適用するには無理がある。重々承知しながらも書いているのは、それなりに参照すべき点があるとの主張でしょう。その意見には賛成です。2015/06/13

ゆーみん

0
環境というよりは人口動態に依拠した展開となっており、テーマと中身に乖離があるのではないだろうか。2011/04/17

いちはじめ

0
この人の歴史人口学関連の本はわりと興味深く読んだが、このテーマだと石川英輔の著作を先に読んでいる分、何を今さらという気がして物足りなかった2002/04/18

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