光文社新書<br> 〈問い〉から始めるアート思考

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光文社新書
〈問い〉から始めるアート思考

  • 著者名:吉井仁実
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 光文社(2021/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334045814

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内容説明

バンクシー、バスキア、真鍋大度、落合陽一、脇田玲、長谷川愛、福原志保、杉本博司……。古来、アーティストは見えないものを見えるようにするような役割を社会の中で担ってきた。アーティストたちに共通しているのは、未来についての「問い」を私たちに投げかけ、常識を打ち破ること――。今、アートに触れる意味とは?「見えないものを見る」には? 稀代のアートディレクターとともに考えるアイデア&イノベーションの育み方。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

17
アートとはアーティストが鑑賞者に投げかけた『問い』である事、そして鑑賞者に求められるのはその『問い』を考え、思考を広げる(アート思考)ことなのだとこの本を読み知り、今後の自分のアート鑑賞の在り方に大きな影響を与えてくれた一冊となり学びがとても多かったです。本書で紹介されるのはバンクシーなどの現代美術が主ですが、時代は現代美術から徐々にデジタルなどの新しい時代に向かっているらしく、今後の動向に注目しつつ新時代の到来を楽しみにしたいです。2024/07/08

kuukazoo

13
著者によればアートとは観た人の中に「問い」を投げかけるもので、その問い(内容だけでなくその提示の仕方も含め)が普遍的で洗練されていることが重要という。そうした視点から現代アートの作家(Chim↑Pomをかなり推してる)や、サイエンスアート、テクノロジーアート、バイオアートなどの新分野を紹介。《アート思考》というキーワードで手に取ったビジネス人にそうした最新のアートシーンや地方の芸術祭などに興味を持ってほしいような書き方に感じた。まずアートを見てその発する問いをキャッチすることから始めようって事かも。2022/03/23

sakanarui2

12
アートは社会に問いを投げかける存在であり、「問う力」こそがアート思考である、という立ち位置から、現代のアートについてさまざまな角度から解説する本。アートの役割や存在意義、アート思考の例、都市とアート、芸術祭、「観る」力など。 著者は父親の代から続く画廊勤務の後、アートディレクターとしてギャラリー運営のほかさまざまなアートプロジェクトに携わっている。子どもの頃から現在まで一流のアーティストや評論家と接してきた中で得た、貴重な知見やエピソードが多数。2024/09/10

阿部義彦

12
まだ有る美術の可能性。最先端のバイオアート、長谷川愛、福原志保、サイエンスアーティスト脇田玲、メディアアートの落合陽一等のテクノロジーと結びついたもの、はたまたストリート出身のバスキア、バンクシー、ポスト現代芸術のビープル、そして何よりも驚いたのが英国のターナー賞受賞のマーティン・クリードは何も作らないを実践した作品!デュシャンを超えたと個人的に思いました。日本からはChim↑Pom 、会田誠、遠藤一郎など美学校出身が気を吐きます。まだまだ、新しい可能性に満ちたアートは生まれているのだと目から鱗!刺激的2022/11/28

まゆまゆ

12
社会に何かを問いかけるのがアートであり、アート思考とは問う力であることを紹介していく内容。社会に問いかけるモノが画期的であればあるほど価値が高まるのがアートである、とは納得。アートからの問いかけを読み取る力を磨いていくと、自分の生活にも新しい考えを創出することにつながっていく。2022/03/09

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