内容説明
北条義時の暗躍。
なぜ鎌倉殿13人の頂点に立てたのか?
源平合戦、幕府の草創、承久の乱…
初の武家政権成立までの謎に迫る!
権力の座を巡る者たちの行動や勢力がどのように関係していたか、99のQ&Aでひも解いていく。
【目次】
1章 源平合戦をめぐる謎
2章 頼朝の幕府草創はなぜ成功したのか
3章 暗躍する北条義時
4章 承久の乱と後鳥羽上皇
5章 承久の乱後の鎌倉幕府
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
p.ntsk
45
源平の誕生から鎌倉幕府滅亡まで99の出来事がQ&A形式で書かれています。時系列になっているので始めから読んでもいいし気になるトピックから読むこともできます。巻頭に平氏と源氏の略系図、執権一覧、平安時代後期~鎌倉時代略年表が掲載されています。馴染みのない鎌倉時代で似た名前も多く混乱しやすいのですぐに確認できるのは鎌倉時代ビギナーにはありがたいです。図表や写真も多く簡潔に書かれているので読みやすく鎌倉時代よく知らないという人にもおススメの一冊だと思います。 2022/03/20
だまし売りNo
23
坂東武士の鏡と称えられ、さいたま市桜区に領地を持っていた畠山重忠は冤罪で討伐された。吾妻鏡は北条時政の暴走とするが、北条義時も賛成だったとする。「追討軍の総大将は義時自身だった。重忠軍が少数であることが無実の理由ならば、途中で追討を中止することもできたはずであり、義時自身も追討に賛成だったのは間違いないだろう」(111頁) 2022/07/30
オールド・ボリシェビク
2
来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を当て込んでの一冊なのだろうが、コンパクトにまとまっていて、好感が持てた。源平合戦から承久の乱に至るぐちゃぐちゃは、なかなかにわかりにくいのだが、見開きでひとつづつ、合わせて99の謎を明かしていく仕掛けは楽しい。2021/11/17
MF
0
得宗専制までしっかり解説されていて良い。2023/11/18
lalala
0
このシリーズはQ&A形式になっているので読みやすい。何度も読んで、理解を深めたくなる本です。2022/11/29