王さまのお菓子

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

王さまのお菓子

  • 著者名:石井睦美/くらはしれい
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 世界文化社(雑誌/書籍)(2021/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784418218226

ファイル: /

内容説明

ミリーは、とうきでできた おにんぎょうです。豆つぶほどの大きさで、フェーヴとよばれています。「さあ、いっておいで。きみは だれを しあわせにするんだろうねえ」パティシエのブランさんに そういわれたミリーは、アーモンドクリームがたっぷりつまった パイのなかへ―。フランスの伝統菓子、「ガレット・デ・ロワ」を題材にした作品。大切な誰かを想う、めぐりゆく幸福の物語。子どもから大人まで楽しめる、贈り物にもぴったりの一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

344
文は石井睦美。くらはしれいの絵。いかにも女の子向けといったパステルカラーの表紙には、今どき抵抗感がなくはない。お話は、フランスの「王さまのお菓子」をアレンジしたもの。エピファニーの日(1月6日。東方の三博士礼拝の日)に食べるフェーブ(小さな陶器の人形)にまつわる物語に基づいたもの。ただ、終結部の説得力のない唐突さと文体に違和感が否めない。絵は全体にフランス風を強く意識したもの。それはそれとして、一応は成功していると思う。2023/11/27

ままこ

90
新しい年のはじめに親しい人たちと食べるパイ。ミリーの願いは叶うのか…。レトロな外国の絵本のような絵が素敵。温かで幸せな気分になる新年にふさわしい絵本。2023/01/04

はる

71
パイの中に小さな人形を入れて、その人形が入ったパイを当てた人は一年幸せになる、というガレット・デ・ロワ。その中に入った人形のミリーは、両親から離れて暮らしている気の毒な少女に自分が選ばれるように必死に願いますが……。人形のミリーの視点で描かれているのがユニーク。ドキドキしながらも予定調和で終わるのだろうな、と思っていたら意外な展開にちょっとビックリ。でもラストはとても温かくて良かった。くらはしれいさんの、ノスタルジックなおしゃれ感のあるイラストが魅力的。2023/06/16

紫 綺

70
フランスの伝統菓子ガレット・デ・ロワ。中に1つだけある陶器製の可愛いミニチュア、フェーブが当った人は幸せに。誰に当るか、誰に当るか、あの子に当れ!はずれても大丈夫!優しさが当るよ♪2022/08/30

ぶんこ

68
1月のキリスト教のお祝いの日に食べられるフランスのお菓子ガレット・デ・ロワというパイ。その中にはフェーヴと呼ばれる小さな陶器の置物が入っていて、当てた人は王様や女王様になれて、その年は幸せになれると言われています。フェーヴのお人形ミリーは、お母さんが病気で預けられているベルの話を聞き、ベルに当たって欲しいと願います。ミリーの優しさにウルウルしていると、その家のお兄ちゃんの優しさにもウルウル。著者のお宅でもお正月のおせちの後のデザートはガレット・デ・ロワで、じゃんけんでどのピースを取るか決めるそうです。2023/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18979669
  • ご注意事項