企業遺伝子 - 「最強の経営」をいかに実現するか

著者名：野口吉昭

PHP研究所（2021/12発売）

• ISBN：9784569623726

内容説明

環境が変化しても勝ち続け、生き残る企業はどこが違うのか？　本書では、企業文化・倫理を構成し、企業の命運を握る情報単位――企業遺伝子のマネジメントに迫る。いかにすれば、理念と経営戦略を統合し、現場活動に浸透させることができるか。また、現場の問題意識を全社で共有できるのか。トヨタの「緊張！」・ホンダの「夢！」・GEの「恒常的革新」という遺伝子はどのように育ち、何をもたらしているのか。一方、大企業病を引き起こす遺伝子はどのようにして増大していくのか。そしてベンチャースピリッツを持った遺伝子はどのような環境で発現するのか。具体的なケースから企業遺伝子の性質と構造を浮き彫りにする。リ・ドメイン＆リ・モデル、戦略マップの活用、コーポレート・ウェイの確立、コンピテンシーの分析、コンセプト思考、ナレッジマネジメントの効果的運用など、企業内の情報を価値に結実し、体質を変革する「最強の経営」の実践法を伝授する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[重本厚志]

20年以上前の本だが、書かれている内容は今でも充分に通用すると感じた。但し企業遺伝子レベルで会社を変えて行く方法については充分とは思えない。 文中にも書かれている様に遺伝子レベルでは何も無いのに、表面のみ上滑りした企業ミッションでは何も変わらないか、あるいは却って反発を招く。

2023/12/30