内容説明
千載におよぶはるか昔のこと、黄砂舞う大陸のとある国に、天下に名を轟かせる名称軍に父親が似ていたばっかりに、あらぬ疑いで囚われの身となった、不運な父娘がおりました。ところがこの娘、たいした度胸の持ち主で――。『ことづて屋』『碧空の果てに』の作者による、意外!痛快!中華ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
73
児童書。中華風ファンタジー。田舎から出てきた飾り職人の唐賢良(とうけんりょう)と娘の紅玉(こうぎょく)は、人違いで思わぬ歓待を受ける。どうやら賢良の顔が、名将軍にソックリだったのだ。直ぐに捉えられた賢良は影武者として将軍に仕えることになり、紅玉も侍女として働き始める。紅玉は15歳だがとても賢く度胸もあり、可愛い少女だ。知恵をつかって困難を乗り越え国を救う。ハピエン▽ふりがなが親切で、小中学生でも読めそう。青い鳥文庫レベルの文章量かな。装丁もよい。『薬屋のひとりごと』を読んでた子にすすめよう。2021/03/20
るぴん
33
図書館本。とても良かった『トーキョー・クロスロード』の濱野京子さんの中華ファンタジー。文体は確かに児童書らしいけれど、ちっとも児童書っぽくない!主人公の少女・紅玉は、可愛いけれど、嘘つきで欲深で小賢しくて、応援したくなるような主人公ではない。機転をきかせて周りの大人達を手玉に取り、ずんずん突き進んでいく様子は都合が良すぎる所もあるけれど、痛快でもある。なかなかないタイプの児童書ファンタジーで新鮮だった。続くのかな?2020/04/10
はる
27
なんか話が上手くいきすぎてるって思わなくはないが、ライトな感じで読みやすかった。たまにはこんなライトな話もいいかなって感じです。それにしても、紅玉って15歳なんだよね。この優しい両親からよくこんな口八丁で欲深い娘が生まれてきたものだって驚くと同時に末恐ろしくもあります。きっとこのまま話が進んでいったら、玉座に座ってても驚きません。そうです。世界の中心は紅玉の為に回ってるんです。2020/01/07
信兵衛
26
大人が読んでも子供が読んでも、絶対に面白い!こと請け合いの中国歴史ファンタジー。お薦め!2019/11/16
assam2005
17
児童書でこの主人公の性格、何となくミスマッチな気がします。「機転が効く」というよりも「うそも方便を巧みに利用する」と言った方がしっくりする。そこのところは大人びた視点が入り混じり、文体や話の進め方が児童書っぽい。何だかミスマッチ。ハチャメチャでうまく行きすぎな感じは否めないのだけれども、面白かった。でも、親視点では「純粋に楽しい」とは言えないな。最近の子どもたちはこう言う感じなのだろうか。2020/01/15




