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内容説明
炎上は日本人最大の娯楽となった。
自己責任論争、「羊水腐る」発言、フジテレビデモ、バイトテロ、タピオカ屋恫喝、上級国民、五輪エンブレム……数々の炎上騒動を見てきたネットニュース編集者が、負のネット言論史を総括する。序章「炎上は日本人最大の娯楽となった」にはこうある。
〈日々発生する炎上は、まさにその瞬間、ないしは数日間の娯楽として消費されるものの、当事者にとっては深い傷を残すこともある。
これまで、無数の炎上騒動が発生したが、これらの歴史を一つ一つまとめて振り返るのは、その時代の人間の性を示すことになるのではないか(中略)炎上の歴史というものは、本当にどうしようもない人間の愚かな面を暴き出してくれるものである。そうした愚かな面について今一度振り返り、まともな人生を送る一助となれば幸いである。 〉
(底本 2021年11月発行作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
112
つまらん本を読んでしまった。こんなに多様な炎上の事例があると知って驚く。バカというこの本のタイトルの付け方や、尾身先生を「こんな無能」と形容する著者の態度を見ると、炎上を助長(もしくは許容)しているとすら思えてしまう。「コロナというものは基本的には思想であり宗教である」と著者は言う。科学や事実やデータではなく、一気に「思想」や「宗教」にしてしまうのが危ないと思うのだが…。「ウェブはバカと暇人のもの」が著者のモットー。確かに、こうやって本のレビューをアップしているバカで暇な自分を改めるべき時かもしれない。2022/02/08
GAKU
47
作者の書籍を読み始めた頃は面白かったが、何冊か読むと代わり映えしない内容で飽きてきた。2021/12/10
こも 旧柏バカ一代
27
主観のみの論調。本人からしたらそうなんだろう。他人から見たら違うように見えてしまう。的を得てるようで大外しのような、、情報関係は本当に難しい。そのための資料だったり、大きく視点を持ったりすしようとするのだけれど。正解だったかどうかは後々にならないとわからない。もしかすると死んだ後になって正解が分かるかもしれない。その繰り返し何だろうな、、それにしても炎上させるバカッターとそれを煽るバカはバカだという事しか読み取れない俺はバカなんだろう。元々柏バカ一代(柏レイソルサポーター)だからバカなのは確かだ。2022/06/26
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
22
最終章さえなければ「まぁまぁ面白かったなー」で終われてた本。 まぁ自分もバカの1人だと主張したかったんでしょうね。2021/12/24
タルシル📖ヨムノスキー
21
ITが普及し始めた2000年代前半からコロナ禍までのネットでの炎上騒動をまとめた本書。便利なものというのは諸刃の剣で、使う人の心持ち次第ということなんだろうと思う。結局のところは著者が最初から感じていて最後にまた戻ってきた「宣伝材料がない人間は、ネットで情報発信などするべきではない」という結論はある意味正しいと思う。ダメだよね知識も技術もない子供に、実弾入りの鉄砲持たせちゃ。まぁするのであれば実名で。もし実名を出すのが嫌なら、そのままプリントして自分の家の玄関に貼っても問題ない内容や表現に留めるべきかと。2024/09/22