人生の達人・堀文子の生き方

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人生の達人・堀文子の生き方

  • ISBN:9784120054792

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内容説明

100歳で没するまで、現役の画家として絵筆をとり続けた堀文子。「群れない、慣れない、頼らない」をモットーとし、感動する物だけを描き続けた生涯と作品の背景を、印象深い堀の言葉とともに紹介する。画業を30年にわたって支えてきた美術商・中島良成だけが知る堀文子の素顔。黒柳徹子インタビュー「堀先生の思い出」も収録する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

75
先年、100歳で亡くなられた画家堀文子さんの生き方を、亡くなられるまで美術商として約30年にわたり付き合いのあった著者が回想。著者中島良成氏は西武百貨店で美術部門立上げに参加、堀さんの担当となる。セゾン・グループが経営不振に陥ったのを契機に独立、銀座に画廊を開き、以後25年にわたり彼女の活動を支えてきた。身近で見た画家堀文子の信念の生き方、考え方を語る。本人の著書でも感じたが、思い立ったことを即実行できるのが凄い。多くの人は健康のこと、経済的なこと、その他いろいろなしがらみで動けない。が、それはいい訳か?2022/06/20

akiᵕ̈

39
25年という長きに渡り堀さんの作品展を開催し、堀さんが亡くなられた現在も企画展を行なっている著者がその交流の中で見聞きした、100歳で天寿を全うした画家・堀文子という人の生き様、語録が詰まった一冊。堀文子の大ファンとしては、画集も書籍もいくつも手元にあり、その人となりは知っているけど、生きるということの本質、自然からの教え、人は自然とは切っても切れない繋がりがあるということを、ご自身の身を持って魂の部分で感じ、その感動を描くということで自分の人生を生き抜いたその凄さ、素敵さを改めて感じました。2021/11/30

パフちゃん@かのん変更

26
表紙の絵の良さは私にはわからないが、『幻の花 ブルーポピー』『アフガンの王女』などの作品はすごく素敵。一番好きなのは『落日の図 冬枯れの林を落ちる太陽』なんとこれが97歳の時に描かれた作品と言うのだから驚く。ブルーポピーを描くために81歳でヒマラヤ山脈に。飛行機だけでも大変なのにロバに乗って谷を上り下りして延々と。そして現場でスケッチされたそうです。百歳で心不全で亡くなられた時、残された蔵書はほぼ科学書だったとか。なんてすごい方なのだろう。「私にとって友情は私生活より上です」「過去は振り返らない」など・・2022/07/26

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