角川文庫<br> サナトリウム

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角川文庫
サナトリウム

  • 著者名:サラ・ピアース【著者】/岡本由香子【訳者】
  • 価格 ¥1,342(本体¥1,220)
  • KADOKAWA(2021/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041096543

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内容説明

アルプスの山岳リゾート、豪華ホテル〈ル・ソメ〉。古いサナトリウムを改装し話題になったが、地元では反対運動も起きていた。弟アイザックの婚約パーティのため、恋人とホテルを訪れたエリン。雪の降りしきるなか、アイザックの婚約者が失踪、ゴムマスクをはめられた死体が発見される。休職中の警官であるエリンは捜査に乗り出すが、彼女の前にサナトリウムの、そして自身の過去が立ち塞がる。スリリングなノンストップミステリ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空猫

36
アルプスの山奥。かつて結核病棟だった施設をホテルに改築した。悪天候になれば閉じ込められる陸の孤島。主人公エリンは心の傷を抱えた休職中の警官。恋人と共に弟の婚約を祝うためにやって来たはずがそこで殺人事件が起きる。雪崩で地元警察が足止めを食らう中、1人捜査を依頼され…クロースドミステリ。面白いのだが、主要キャラが年齢の割に幼稚で、キャラがぶれている印象で、黒歴史に絡めた動機もイマイチで残念。しかもエピローグは…??続編ありのラストで気になるとはいえ…うーむ((+д+)。 2022/04/12

momi

35
古いサナトリウムを改装し話題になった豪華ホテル…。恋人とホテルを訪れていた休職中の女刑事エリン。弟との確執を抱えながら再会を果たしますが…このホテルで殺人事件が起きてしまいます。雪崩で閉じ込められた中で起きた事件…犯人は誰なのか!?事件を捜査することになったエリン。サナトリウムの暗い過去やエリン自身の過去が立ち塞がりスリリングな展開をみせます…。でもね、本当にゾ〜っと一気に恐怖の底に突き落とされるのはラスト…エピローグ!!雪山密室ミステリー今の季節に手にとりたい一冊ですがエピローグに…凍りつきます♬2021/11/30

うまる

34
雪山ホテルのサスペンス。主人公のトラウマとか真相を引っ張る感じはありがちだけど、色々と予想外の展開があって楽しめました。態度の悪い弟やポジティブの押し売りをしてくる彼がウザくて、途中までは萎え気味だったけど。元サナトリウムという、いわくありげな部分をしっかり真相に落とし込んでいたのも良くできていたと思います。主人公の過去はもっと酷い事だと予想していたので、結果的には良い所に落ち着いて良かったね~と思ったら、何でしょうこのエピローグは!海外ドラマみたいな終わり方でした。続きがあればいいのですが。2021/12/24

ばんだねいっぺい

26
思わぬめっけもの。元・サナトリウムを改装したホテルを舞台にしたクローズドサークルもの。主人公が不器用な自分と向き合いながら、凸凹と進んでいく様子が好ましかった。カップル同士の会話には、我が身に引き寄せ、いろいろと考えさせられた。最後のくだりは、ずるい。2021/11/23

shi-

18
翻訳物はあまり好きじゃなくて読まないけど、これは面白かった。 サナトリウムだった場所を改装したホテルを舞台にしたクローズドサークル物。 そこにたまたま居合わせた警察官主人公の女性。 訳あって休職中だったんだけど、事件解決に奮闘。 いや、いや、いくらなんでも人が次々と殺されている中単独行動しすぎ!!と無茶ぶりはあるものの、少しずつ明かされていく真相。ワクワクする展開に楽しめました。2021/12/29

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