ハヤカワ・ミステリ文庫 凍った街

著者名：エドマクベイン【著】/井上一夫【訳】

早川書房（2021/11発売）

• ISBN：9784150707910

内容説明

最初は麻薬の売人、次はダンサー。同じ拳銃で射殺された二人の間にはどんなつながりが？　さらに刑事たちを混乱させるかのように、今度はポケットにダイヤを詰め込んだ宝石商が同じ凶器で殺された！　寒波とともに街を震え上がらせた連続殺人に、人間味溢れる刑事たちの姿を絡めて描く大作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[背番号１０＠せばてん。]

1992年1月17日読了。87分署シリーズ第36弾。エド・マクべイン、2005年永眠。自分に多大なる影響を与えてくれた、巨星に心より合掌。（2022年12月22日入力。おそらくたぶん、年内最後の既読本なんちゃって登録）

1992/01/17

[東森久利斗]

87分署シリーズの初刊、警官小説の金字塔、ミステリー小説ランキングの常連、「警官嫌い」が我が陳腐な琴線に触れなかったため、長年にわたり食わず嫌いの状況が続くも、本書を義父の蔵書に発見し拝借、騙されたつもりで手にすることに。今回は、スッキリ快調、納得の完読、87分署の醍醐味を大いに満喫。渡鬼的な日常レベルの人間ドラマ、人間模様の描写が秀逸。

2019/09/17

[kama]

★★★　訳のせいかどうも読みずらいなァと思っていたら誤訳を発見。映画のsubtitle（字幕）を副題と直訳。作品の出来とはなんら関係無いのだけれど。

2014/06/20

[ゴリゾウ]

凍った街　87分署シリーズ(41)／井上一夫　訳／最初は麻薬の売人、次はダンサー ― 二人は同じ拳銃で射殺され、路上に冷たいむくろをさらしていた。動機は麻薬か？しかし87分署の刑事たちの懸命の捜査にもかかわらず、二人を結ぶ線は出てこない。その矢先、難事件をさらに混乱させるかのように、今度はポケットにダイヤを詰め込んだ宝石店商が同じ凶器で殺された！寒波と共にアイソラを震え上がらせた連続殺人に人間味溢れる刑事たちの姿を絡めて描く巨匠渾身の大作『カバー』 #1775

2004/06/13