ハヤカワ文庫SF<br> クロストーク 下

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ハヤカワ文庫SF
クロストーク 下

  • 著者名:コニー・ウィリス【著】/大森望【訳】
  • 価格 ¥1,474(本体¥1,340)
  • 早川書房(2021/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150123468

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内容説明

恋人の愛情をダイレクトに伝えてくれるはずのEED処置なのに、ブリディはとんでもない相手と接続してしまう。しかも、やがて不特定多数の心の声が聞こえ始め、パニックに陥るブリディ。そんな彼女に救いの手を差し伸べてくれたのは、変人だと思っていたCBだった……。人の心がわかることは呪いなのか、福音なのか?SFならではのモチーフでコミュニケーションの未来をコミカルに描き出す、ラブコメサスペンス大作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふりや

11
上巻に引き続き、下巻もページを捲る手が止まらない面白さ。軽快でユーモアの効いた会話や二転三転する展開、往年のミュージカルや小説へのオマージュなど、読みどころがたくさん。「過剰なコミュニケーションは幸福をもたらすか?」というテーマも底にあるとは思いますが、重苦しく考えずに素直に楽しめる作品です。「コニー・ウィリスの物語は回りくどくて苦手」という人がいるのも知っていますが、自分にとっては本作は本当に最高の作品。ポップなストーリーに胸が高鳴るラブコメ要素、そして完璧なラスト。次回作が出るのが待ち遠しいです。2021/11/19

Kotaro Nagai

9
下巻になると、ヒロインが襲いかかる災厄にパニックに陥り、それを親身になって助けてくれる人物が現れる。本作品のテーマはある種「超能力」ですが、昨今のSFにおいてはもはや手垢にまみれたテーマで、「またか」とか「今さら?」と見なされかねない。が、ウィリスの手にかかると現在の情報伝達溢れる社会でこそ面白い切り口になると思わせられる。同時にヒロインが選ぶ理想の相手はどこにあるのかというテーマでもある。ブリディ、鈍いぞ。早く気づいてほしいとじれったくも思ったり。ラブコメ×SF×サスペンスというタスキ文書に偽りなし。2025/01/08

やすお

6
テレパス同士がコミュニケーションできるようになり、混乱度はさらに上がる。そして伏線がどんどん回収されていく。CBや大叔母の言動の背景が明らかになっていくのだが、予想の範囲かなと思いつつも、「うわっ! !ややこし! 」と思うくらい真相もごちゃごちゃしている。とはいえ、背景も含めて物語は交通整理ができていくのだが、本当にこの背景で上巻の登場人物の言動に矛盾は生じていないのだろうかと心配になる(検証は面倒だから私はしない)。 コニー・ウィリスらしい作品である。2022/08/14

kinka

5
年末年始の休みに読もうと思って結局年が明けて仕事始まってからしか読めなかったやつ。脳外科手術のせいで意図せざる能力が目覚めちゃった女性がヒロインという、SF(すこしふしぎ)系スラップスティックラブコメ。内容の割に長いけど、ウィリスだからね、仕方ないね…。2022/01/17

イツキ

5
面白くはありましたが最後まで登場人物たちも怒涛の会話劇も好きになれないままでした。相手の会話を遮って喋る、同じような会話や行動を間を置かずに繰り返すというのが苦手な人は合わないように思います。2021/12/03

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