人類が進化する未来 - 世界の科学者が考えていること

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人類が進化する未来 - 世界の科学者が考えていること

  • ISBN:9784569850733

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内容説明

●遺伝子学・宇宙科学・AI……科学は人類を何処へと誘うか? ●最新科学の研究がもたらす「新たな人類の進化」とは? ●8名の科学の権威が語る、ポスト・ヒューマン世界の展望! ピンポイントでゲノム情報を改変する「クリスパー・キャス9」でノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナ氏や、「人生200年時代」の到来をうたうデビッド・A・シンクレア氏など、一昔前ならSFの世界だったような事象が、いま現実の世界で実現されようとしている。しかし、科学の発展がもたらす「人類の新たな進化」には、大きな思想的・哲学的問題が立ちはだかる。古来より不変の自然の理を超え、人為的に達成される進化を、人類はどのように認識すべきか。そもそも、ヒトが現代の「知性のあるヒト」になったのは必然か、偶然か――。世界の科学者8名が語る、これからの進化論と、ポスト・ヒューマン世界の展望。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニョンブーチョッパー

11
★★★☆☆ いくつかのピックアップ。結局は自分の勘を信じて研究を続けること。食事の回数を減らした方が健康になれる。脳を活性化させるためにはストレスを減らす。料理で使う火は「体外の消化」を意味する。陶器の発明によって料理の幅が広がった。恐竜が1億6500万年経っても知性を持てなかったのは、必要がなかったからなのかもしれない。2022/03/09

あつお

9
人類の進化の方向性を考える本。 科学技術が進歩するのと同時に、人間の細胞もゆるやかに進化していく。そんな人間の生命としての進化について、インタビューした本。主な内容は①自己家畜化、②物理に制限される生命。①について、火を使い、狩猟採集を行うようになってから、人間は自分を養い身体もそれに順応している。火の使用は消化器官を外部に移す行為であり、実際に腸が短くなっている。②について、生命は海を泳いだり、空を飛んだり、それぞれ適した個体のみが生き残っている。人間も物理制約に適した個体が生き残るだろう。2023/04/23

Go Extreme

3
プロローグ―科学の発展がもたらす「人類の新たなる進化」 ゲノム編集はヒトの希望か: 正確さと精度が鍵となる 「人生200年時代」の到来: 1日3食も必要ない 「目に見えない」宇宙の秘密: 地球外生命の存在は否定できない 人類は「自己家畜化」に陥っている: 人類の「自己家畜化」 AIに料理はできるか: 見落とされる「果糖の罠」 物理法則に制限される生命: アリにリーダーは存在しない 世界大戦が起きれば数分で終わる: 監視社会のバランス 宇宙に「知性」は存在するか: 突然変異はランダムで起きる2021/12/27

Cana.t.kazu

2
 それぞれの権威の考えるアウトラインが並記されているだけですが,それでも色々な面で見解の相違が生じています。 だからこそ最終の決断はそれぞれ自分でまず考えて,表明していくことが必要だと改めて感じました。2022/08/05

rooneytom

2
「文化がヒトを進化させた」のジョセフ・ヘンリックが目当てでGET。 思ったよりライトな提言が多い。2022/05/20

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