内容説明
運命の相手なんて、そのうち空から降ってくるはずだった。
いつか星のきれいな夜に散歩してると、突然、目の前にロケットが着陸して、その銀の扉が開くと「待たせちゃったね」とか言って、高身長で優しくて、スマートで、なにもかも百点の男の子が現れるみたいな感じで――完全に信じてた。
京都の大学に通うアカリには悩みがあった。周りの友達はどんどん恋人ができていくのに、私だけ恋愛のチャンスが来ない。
恋愛くらい、本気になればできるはず。メイクも頑張ってるし、服装ダサくない。一途だし良い彼女になる。
なのに、どうして私の順番は回ってこないの?
恋愛も公式があればいいのにな――
そんなアカリに話しかけてきたのは大学の先生「ベニコ」。
恋愛とは、さりげなく相手に近づいて、物欲しそうなめで見つめることではないわ。恋をするとは、相手に関わろうとすることでしかないのよ――と、言われてしまい……。
アカリは一大決心。ベニコに恋の仕方を教わることにする。
果たしてアカリは恋をすることができるのか?
「恋愛を学べる小説」第2弾! 恋は待っていてもつかめない。ベニコの授ける「恋愛認知学」は、恋愛テクニックを通じて人生にどう立ち向かっていくべきなのかを教えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みらい
3
【Kindle Unlimited】自分のことの方が話題を広げやすい気がするんだけど、そこは我慢で相手のことを聞く。大切だけど出来てる人って本当に少ないよなって思った。主人公には幸せになってほしいな〜〜。2023/09/14
林原琢磨
2
前作『わたしは愛される実験をはじめた』がとても面白かったので、引き続き期待して読んでみたところ、期待以上でした。小説風のノウハウ本はあまり好きではないのですが、前作もあわせてこの筆者さんはとても上手だなぁと思います。恋愛認知学のセオリーも前作以上に沢山、すぐにでも実践できる効果的な手法が掲載されており、男側の視点からでも学びになることが多かったように感じます。とりわけ内向的気質の強い奥手女性で、それでも素敵な恋愛をしたい人には、必読の本ではないかと思います。2024/01/02
ごま麦茶
2
シリーズ2冊目。ベニコさん、相変わらずかっこいい。今回の主人公は、プチパンケーキ女のアカリ。1冊目もそうでしたが、それ以上に今回も恋愛以外の対人関係にも使えそうなことが多かった印象です。スリーチェックやブリッジ、気にしたことがなかったので試してみたい。面白かったしお勉強になりました。ちょっと怖いくらい(笑)2023/07/19
ppp
2
恋愛にも役立ちそうだけど普通に対人関係全般で必要なことだなと思った ブリッジ、相手の関心ごとに興味をもって深掘りする、自分に価値があるよう振る舞う2022/05/29
海野藻屑
1
大学生がメインなのでわかりやすかった。パンケーキ女だったなあ。