内容説明
「不平等な社会は、なぜ問題なの?」日常のモヤモヤした疑問から、日本と世界の格差問題まで、社会における「平等」の大切さを考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
78
図書館本。 中学生の質問箱、YAジャンルとありますが…。中学生相手にかなりバラエティ豊かな知識とロジックで質問に答えていた本でした。LGBTQの名前の由来…。本書で初めて知りました。LGBTQにしろヤングケアラーにしろ研修生にしろ自分とは違う(本来は同じ地球市民同士なのだが)人を理解するのはエネルギーがいりますし、めんどくさいから無視しよう!と心無いマジョリティは思いますよね。2023/03/07
Bevel
3
とてもよかった。適度に時事問題に触れるところ、形式的平等から実質的平等という歴史、指標の紹介、条約の意義、人種、セクシャリティ、貧困、移民など丁寧に取り上げるところ、水平的な暴力のダイナミズムや、お金の再分配だけでなく分配に踏み込むところなど。近代社会の歴史は、平等の考え方の進展から考えるとわかりやすいなと思った。2022/11/03
U-Tchallenge
1
平等とは何だろう、というような疑問は多くの者が抱くものではないだろうか。そんな平等とは何だろうということについて平易な文章で考えることのできる内容となっている。平等とは何ぞやということを追究していくのも必要であるが、日々の中でこれって平等なのかと違和感を抱くことを大切にしたい。また、その違和感を自分一人で抱えとくのではなく他者と対話の材料にしてみる。そんな積み重ねが大切になるように思った。2023/07/06
りんご
1
旬な社会問題が取り上げられていて読みやすかった。あるゆる視点から「平等とは?」を考えるきっかけになると思う。本書に明確な"答え"のようなものは無いが、疑問に思ったことはそのままにせず考える、声をあげることが大切だという著者の強い思いに共感。2022/07/19
マグカップ
0
非常に読みやすく、良い本だった。平等ということについて幅広い観点から取り上げていて、子どもだけでなく大人にとっても学びが多いだろう。2023/09/19