内容説明
日本植民地統治で青年期まで過ごした台湾先住民の「暴力の記憶」想起と史料の批判的検討から、帝国日本のコロニアリズムが植民された人々のみならず植民側の歴史認識にも影響を与えてきたことを明らかにする。日本人と台湾高地先住民のコロニアルな出会いの歴史経験を民族誌として詳細に記述し、社会を構成する力と生きる力をコンタクト・ゾーンの現場から問い直すことで、脱植民運動に「日本人」が参画していく道を切り開く。
目次
第1章 脱植民化の課題と植民暴力の記憶、植民地責任
第2章 植民暴力の常態化としての「和解」―「帰順」をめぐる日本とタイヤルの解釈
第3章 ムルフーから頭目へ―呼びかけられる天皇と日本
第4章 植民暴力の記憶と日本人の責任
第5章 「理蕃」の認識論―植民化・資本主義的近代化と植民暴力
終章 脱植民の運動
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