内容説明
大学アーカイブズとは何か、その社会的使命や理論についての研究と大学文書館での経験から本書は書き下ろされた。国立大学アーカイブズの設立からその業務、大学の自己点検や評価そして教育研究にも資することを紹介する。また公文書管理法施行により国立大学アーカイブズがこれとどのように対応し、どんな課題が生まれたか、今後、大学アーカイブズがどのように活用されて利用者と関わるのかを試論する。
目次
第1部 大学アーカイブズの理念と課題(大学アーカイブズの理念的研究
大学アーカイブズの社会的使命)
第2部 大学アーカイブズの設立と法制(大学文書館の設立―広島大学文書館を中心として
ポスト年史編纂でない大学アーカイブズの設立
国立大学アーカイブズ設置への道
規定にみる国立大学アーカイブズ
国立大学アーカイブズにおける法規上の問題点
公文書管理法と国立大学アーカイブズ
公文書管理法への国立大学法人の対応と課題)
第3部 大学アーカイブズの活用(アーカイブズを利用しよう―広島カープと広島大学・広島高等師範学校
建学の精神と大学史編纂・大学アーカイブズ)