内容説明
メルロ=ポンティは空間の問題系を身体的主体の時間性から「解明」しようとした。だが『知覚の現象学』には、身体的主体と視野全体の諸対象との相互的構成の空間システムという別の可能性が存する。中期言語論や逆さめがねの実験を手がかりにメルロ=ポンティ思想に対する新解釈が示され、空間の諸問題に関する思想史的な解明が導き出される。空間経験に関するシステムと主体との現象学的関係を提示する、独創性豊かな新知見。
目次
第1部 『知覚の現象学』の空間論(奥行き
空間の基準設定
空間の中心設定)
第2部 言語と主体性(『知覚の現象学』の主体性について
中期メルロ=ポンティ言語論の意義)
第3部 現象野と身体―後期メルロ=ポンティの思想を手がかりに(時間論の変容
現象野における空間経験
現象野と身体の協働)
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