内容説明
隕石の中にもダイヤモンドがある! 隕石からわかる太陽系ができる前の歴史とは? 隕石落下による生物の大量絶滅! ? 火星や月から来る隕石とは? 鉄隕石からわかる小惑星の冷え方、など。隕石はどこからやってきて、一体どんなものなのか、隕石が運ぶ宇宙のひみつ満載! 現役の東京藝大生になった 大阪大学(大学院理学研究科)名誉教授の著者が、著者自身の描くゆるかわいいイラストとともに解説。
目次
第1章 隕石がやってくる宇宙とは?(宇宙の構成
宇宙の広がり ほか)
第2章 隕石の故郷である太陽系(太陽系について
岩石の惑星とガスの惑星 ほか)
第3章 隕石・彗星のふしぎ(流れ星と隕石
隕石の落ち方とその量 ほか)
第4章 ロケットと宇宙探査(ロケットの飛行法
人工衛星 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
203
天文学は殆どが観測と理論で、隕石は数少ない実物サンプルを用いた研究で、特筆出来そう。タイトルからも、『「隕石」でわかる宇宙「惑星」科学』なのかと思ったのですが、あれあれ?隕石を観察して、だから惑星は〜って帰結の解説がなかった様な。4章立てで構成されてますが、隕石に特化しているのは第3章のみで、他の章は別の本に譲っても良いのになぁ。と思わなくもなく。(´๑•_•๑)。 ウィドマンシュテッテン構造の隕鉄欲しいなぁ。ネットで販売してる隕石は偽物か?と聞かれるそうですが、大体大丈夫そうと言うのは安心感増しますね。2021/10/02
ma-san
2
物理知識がないためかなり内容が難しかった。中学高校時代の自分は何をしてたのでしょうか。宇宙は泡状に銀河が分布されてて、隕石には3種類があって、同位体を比べると色々なことがわかる!ぐらいのざっくりさしかとりあえずは理解できず。語り口やイラストの緩さに比べて内容はかなり専門的な気がしたのですが、若いときの勉強不足が起因してるの?判断できず。内容とは離れるけど、自分の興味は事象そのものではなくて、事象に対して人間がどう振舞うのか、というほうが興味あるのかな。2017/03/12
柏原 輝彦
1
岩石と鉄は比重が倍ほど違います。この二つのものを均等に混ぜ合わせることは、無重力下でないとできません。石鉄隕石の存在が隕石が宇宙の無重力下でできたという証拠になっています。隕石らしいということになれば、今度は元素の同位体比を測定します、もし隕石なら先に述べた宇宙線による原子核の破砕反応が宇宙空間で起こっているので、同位体比が通常の太陽系の平均値からずれることになり、この同位体比の異常があれば間違いなく隕石ということになります。2019/03/05
1484h
0
本の見た目と語り口の緩さに反して、「Q」の説明などかなり専門的な話もところどころ含まれる、しっかりした内容。2016/02/24
YNR
0
宇宙空間、隕石、移住まで、わかりやすく議論されている。2018/10/10