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内容説明
すべての騎士譚は、城壁の中から始まるんじゃよ
騎士見習いとして学び始めてから二年――
従騎士となったロサは、厳しい訓練の傍ら紋章や社交など、騎士の教養を学んでいた。
ある日『錠の城』城主の嫡男ラケルタの他領への出立とその姉ウィオラの婚約話を耳にする。
同じ年頃、同じ立場の二人の変化に、騎士として、「梯子の城」城主の娘として、心が揺れて……。
そんな時、二年前姿を消した騎士ヒルンドーのその後がわかり――。
騎士譚が語り継がれる限り、騎士は永遠に騎士であり続けられるのだ。
騎士の誇りとその在り処を知る騎士見習い成長譚、最終幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美周郎
14
やさしい絵柄が重めのストーリーをうまく包んだ佳品でした、これで完結は寂しいが今は良いものを読んだ満足感を味わおう。「学研まんが中世騎士のひみつを、全力でシナリオに注力したら素敵な作品が出来ました」という印象、とても良い。2021/12/05
ブラフ
7
【完結】もうちょっと読んでいたかったかな。砦の各所の役割や様式、主人公たちの使う道具や生活様式などが細かに記載されているのを読むのも楽しかった。2022/03/21
トオル
5
3巻を読んでまた1巻から読み返したけどこれで完結なのが本当に惜しくて。ロサの成長を追う本編もだけど、随所にある中世豆知識みたいな描きこみが好き！続き絵のようになってるコマ割りも雰囲気に合ってるし…騎士になって今一度ウィオラの御前に跪くロサの姿を見たかったよ〜。ヒルンドーの決闘裁判。映画『最後の決闘裁判』がこの世の地獄か？って代物だったのでヒルンドーの結末にはグッときた。少なくとも錠の城では女性が不当に低く見られたり扱われたりがないからそこも良かった。2022/01/22
KUU
2
お、終わった……。丁寧に騎士や騎士見習い、城の人々他のお話を描いていたのにーー。まぁ、地味で泥臭く華が無いのは確かなので、マス受けはしないよなぁ2022/04/03
emopit
1
一歩、一歩成長し、自分の道を決めていく姿が愛おし。2021/12/15
