問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術【DL特典付き(未収録原稿)】

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問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術【DL特典付き(未収録原稿)】

  • ISBN:9784799328088

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内容説明

チームの主体性と創造性を発揮したい、すべてのマネージャー必携!
ベストセラー『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』の著者による最新作


仲間と力を合わせ、チームで成果を出すためには、周囲に投げかける「問いかけ」の質を変えることが重要です。
著者の長年の研究と実績をもとにノウハウ化された、チームの眠っているポテンシャルを最大限に発揮させるための「問いかけ」の実践的指南書!

「さあ、この企画に何か意見はありませんか?」
「どんどんアイデアを提案してください! 」
と呼びかけても、プロジェクトメンバーたちは、互いに発言権を譲り合うように、一向に口を開いてくれない

「遠慮なく意見していただいて構いませんよ」
「どなたか、いかがでしょうか?」
といった呼びかけも虚しく、期待していた「画期的な提案」はおろか、誰も「自分の意見」さえ述べてくれない

――こんな状況に遭遇した経験、ないでしょうか?

これは、多くのチームで発生している「孤軍奮闘の悪循環」と呼ばれる状況です。

一度このサイクルに陥ると、チームの主体性と創造性はどんどん下がっていきます。
そして皮肉なことに、優秀でモチベーションの高い人ほど、このサイクルによってチームのポテンシャルを抑制し、そしてチームから孤立していくのです。

しかし、本書に興味を持ったあなたが思い描く理想は、仲間と力を合わせて「チームで成果を出す」世界であるはずです。

では、この悪循環に陥らずに、チームと職場を魅力的な場に変えるためには、どうすればいいのか?

それは、周囲に投げかける「問いかけ」の質を変えることなのです。

これからの時代、仕事は「自力」ではなく、「他力」を引き出せなくては、うまくいきません。

問いかけの技術を駆使することによって、周囲の人々の魅力と才能を引き出し、一人では生み出せないパフォーマンスを生み出す
これが、現代の最も必要なスキルの一つなのです。

あなたひとりの実績を磨くよりも、「問いかけ」によるチームの力を高めていったほうが、結果として
「あの人と一緒に働くと、気持ちよく仕事ができる」
「あの人のチームだと、良い成果が出せる」
「あの人のもとでは、次々に良い人材が育っている」
といった「あなた自身の評価」へとつながり、活躍の場も広がっていくのです。

そして何より、一人で孤独に努力を重ねるよりも、他者の才能を活かしながら働くほうが、圧倒的に仕事が楽しくなることでしょう。


【停滞した場を打破する! とっさの質問リスト】
■素人質問
「すみません、これどういう意味ですか?」
「初歩的な質問なのですが、これはどういうことですか?」
「理解不足で申し訳ないのですが、このプロジェクトの目的はなんですか?」

■ルーツ発掘
「どこにこだわりがありますか?」
「なぜそこにこだわるのですか?」
「いつ頃からこだわるようになったのですか?」
「○○○とは何が違うのですか?」

■真善美
「『正しい○○○』とはなんでしょうか?」
「本当の意味での『良い○○○』とはなんでしょうか?」
「今こそ考えたい『美しい○○○』とはなんでしょうか?」

■パラフレイズ
「その言葉を、別の言葉に言い換えるとどうなりますか?」
「その言葉を、別のものに喩えるとどうなりますか?」
「その言葉を、このミーティングでは禁止しませんか?」
「その言葉を、数字で表現すると、100点満点で何点ですか?」
「その言葉を、改めて定義するとしたら、どのような言葉になりますか?」

■仮定法
「もし~だとしたら、どうでしょうか?」
「仮に~だとすると、どうなりますか?」
「もしあなたが~の立場だったら、どう考えますか?」
「もし制約がなかったら、どうしたいですか?」
「もし世界が~だったら、どうなっているでしょうか?」

■バイアス破壊
「本当にXは必要ですか?」
「Xを除外してみると、どうなるでしょうか?」
「Xでない~は、考えられないでしょうか?」
「XにあえてYを入れると、どうなるでしょうか?」

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

72
いい問いは、いい答えを導き出すものというのは、自分の中に信念としてある。「問いのデザイン」を読み、関連する本にも触れ、少しずつではあるが実践していると思う。今度は、折角の問いも、問いかけのしかた一つで波及するものが大きく違うということを再認識。それは、作法というレベルのものというのを納得した。ちょうど、中原先生の「話し合いの作法」を読んだこともあり、通底するものを感じる。事前に、場をデザインし、観察しながら場に臨む。その時に、自分自身の傾向も忘れないようにする。いいタイミングで出合えたことに感謝。2023/02/25

ニッポニア

36
問いかけ、という視点からチーム形成、成果へつなげる方法。決してそれだけが全てじゃないけれど、物事は転がり出すきっかけになるもの。問いかけにも「質」の概念を持つこと、思いつきで問いかけるのではなく、入念に用意しておくのも有効です。以下メモ。普段使わない筋肉や関節が固まると体を最大限に使うことができなくなる。作業の目的を感じられなくなっても、手段そのものを続けるのに没頭するのも環境適応。良い問いかけとは、味方を生かすパス。どのような第一声で注意を引くか、最初の5分が勝負。余白を演出する。2022/08/06

黒縁メガネ

16
質問に対しての回答が求めていたものも違って、話が食い違うなんてことがたまにあります。質問に対しての回答が悪いばかりではなくて、問いかけに問題が無いか考えるきっかけになりました。2022/09/02

bookreviews

13
問いかけは大事ではありますが、単に問いかければいいというものではありません。 意見が出ないときによくやってしまいがちな、「無茶ぶり」「不意打ち」はよい問いかけではないことはよく理解できました。また、愛着が溢れる「こだわり」や、形骸化しつつある「とらわれ」という言葉や考え方も、絶妙な表現だと思います。 https://bookreviews.hatenadiary.com/entry/MannersOfQuestion2024/02/24

わたなべ

13
問いかけの方法について書かれた本。お通夜ミーティングから脱し、誰もが意見を言い合えるようなミーティングにするためのTipsについて書かれている。問いかけのいい例悪い例がいくつか書かれているが、悪い例が結構参考になる(過去を振り返るとこういう聞き方をする上司とはやりにくかったなあと感じた)。2023/05/16

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