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内容説明
古屋兎丸画業20周年記念作品! 女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人。彼の標的は1年3組の美少女・佐々木真帆(16歳)。彼女による“理想的な殺され方”の実現のため、密かに綿密に計画を練るのだった……! 鬼才・古屋兎丸、待望の最新作は「リアルな心理描写」×「緻密に練られたプロット」で紡ぐ異常なる犯罪計画! 新装版として一部修正を加え、巻末には電子書籍限定のカラーイラスト2枚を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃむこ@読メ13年生
28
物騒かつ直球過ぎるタイトルに惹かれて購入。予想の斜め上を行く展開に夢中でした。女子高生を題材にしながら、エロ要素ほぼ皆無も好印象。あ、いや主人公である【オートアサシノフィリア※】の高校教師は別にして(笑)そして何と、2巻は2016年発売予定にして完結巻。待てない。終わってほしくない。ところで、真帆のちょっとした表情が、SKE48の松井珠理奈さんに見えてしまうのは、気のせいか。 (※)自分が殺されることに性的興奮を覚える性的嗜好。自殺願望や自傷行為とは別物。2015/08/01
カラシニコフ
27
もう考え方がキモい。絵は、いつもの兎丸でした。生理的に嫌悪感を覚えるのは、作者の術中か。 ★★★☆☆2016/01/04
N島
26
タイトル通りの一冊。倒錯した心理をストレートに表現。オートアサシノフィリアに悶える主人公を、自分の心の中に飼うことが出来るか否かが、作品を通して見えてくる世界を決めてしまう、まるで私小説のような作品です(兎丸先生にそういう嗜好があるかは不明ですが)。主人公以外の登場人物から、どことなくマネキン人形のようなよそよそしさを感じてしまうのは何故だろうか?ともあれ、作品としての完成度の高さは兎丸先生の作品の中でも屈指。短編集「ハピネス」が好きな方にはオススメな一冊。2016/01/04
安南
26
そのまんま、タイトル通り。【オートアサシノフィリア】…興味深い。絵も綺麗で、登場人物達もみな好ましい。続きが楽しみ。2巻で完結してしまうのは残念だな。2015/02/17
a
25
思った以上に本格的サスペンスで、かなり面白かったです!女子高生に殺されたい性的欲求に満ちるヒガシは、高校教師となり、遂に次の8月に向けて、そのシーンを実現するため、計画に動き出す…が、周囲のキャラクターたちの特徴がたっており、その計画を乱すのではないかということがかなり見ものでした。二重人格である真帆、アスペルガー症候群であるあおい、ヒガシの元カノでスクールカウンセラーの五月、真帆が好きな男子生徒の雪生。各者の心理描写が凄まじく緻密に描かれており、これはすごいと唸ってしまいました。次巻が楽しみすぎます!2015/12/06