プロダクト・レッド・オーガニゼーション 顧客と組織と成長をつなぐプロダクト主導型の構築

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プロダクト・レッド・オーガニゼーション 顧客と組織と成長をつなぐプロダクト主導型の構築

  • ISBN:9784820729556

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内容説明

成功の条件はプロダクトにある!
顧客を知り尽くすプロダクトを使って
顧客に愛されるプロダクトを提供する組織へと変革させよ!

プロダクトが企業の成長を導く時代が来た。
プロダクトはいまや顧客の獲得と維持、成長の促進、組織課題の優先順位づけの手段となっている。
これは、デジタルファーストの世界における、これからのビジネスの姿だ。

こうした方法をすでに実現しているプロダクト主導型組織はどのようなことを行っているのか。

本書は、プロダクトチーム向けのソフトウェアを提供してきたユニコーン企業PendoのCEOが、
顧客体験を中心に据えたプロダクト主導型組織を構築するための方法を教えてくれる。

プロダクトは単なる売り物から、ユーザーが価値を見つける「モーメント・オブ・トゥルース(真実の瞬間)」として、顧客体験そのものになった。
プロダクトジャーニーを根本的に考え直さなければ顧客は離れていくだろう。
そしてこれを実現し成功するためには、組織全体を変革しなければならないのだ。

プロダクトから得られるデータをいかに組織で活用するのか、
その真の顧客主義を実現する方策を学ぶ。

【目次】
PARTⅠ データを活用して優れたプロダクトをつくる

CHAPTER 1 終わりを思い描くことから始める
CHAPTER 2 測るもので決まる
CHAPTER 3 顧客データをインサイトに変える
CHAPTER 4 感情の測り方

PARTⅡ プロダクトは顧客体験の中心にある

CHAPTER 5 プロダクト主導型のマーケティング
CHAPTER 6 ユーザーを顧客に変える
CHAPTER 7 オンボーディングでベストなスタートを切らせる
CHAPTER 8 価値を届ける
CHAPTER 9 顧客のセルフサービス
CHAPTER 10 契約更新と拡大で生涯顧客を作る

PARTⅢ プロダクトデリバリーの新たな方法

CHAPTER 11 プロダクト主導型デザイン
CHAPTER 12 ローンチと定着の促進
CHAPTER 13 手放すというアート
CHAPTER 14 ユーザーが求めるもの
CHAPTER 15 ダイナミックなロードマップ
CHAPTER 16 モダンなプロダクトチームを作る
CHAPTER 17 行動への呼びかけ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろ

2
顧客体験をより良いものにするためにプロダクト主導型組織を作るための具体的方法について書かれている。何を目標とするのかを定義し、何を測るのかを決定し、定性・定量データから顧客の求める価値が提供できているかを判断し、それらをつなぎ合わせてよりよいプロダクトを作るための組織。かなり網羅的なのだが実例も豊富でわかりやすい。実務にこの内容をどう適用するか半年後ぐらいに解像度上がった状態で読み返したい。2022/04/11

中嶋 太志

2
SaaSベンダーは、データを活用し顧客体験を磨き込むことが卓越の秘訣であり、良質なプロダクト体験こそが効率的・効果的な成長を牽引する。プロダクト体験の進化を顧客志向で迅速に推進するには、データ駆動でプロダクト中心の企業文化と組織体制を構築する必要がある。そのためには、明確な戦略目標の設定、適切な指標での顧客データ取得、顧客データの解析と洞察による顧客体験上の摩擦の特定と改善実施が重要。カスタマージャーニーの各フェーズでPLGは可能であり、特にオンボーディング体験での成果実感と定着が鍵となる。2021/11/28

yujiro takeda

1
PLG自体は別の本で既に知っていたが、Product Opsという考えをこの本で新たに知った。 プロダクトマネージャーの仕事の一つに「プロダクトディスカバリー」があり、それは顧客のインサイトやプロダクトの利用状況といったデータに基づいて行われる。そのデータの集約→分析→組織への展開、をツールでやりましょう、というコンセプトと理解。 確かにその部分をツール化できるとめちゃ助かるし、そこが透明化されると組織としても健全になる。取り入れたい。2022/11/28

まきとん

0
仮説検証を繰り返してプロダクトを成長させていくイメージは分かりつつも、具体的にどうしたら良いかというところがぼんやりしている人や組織に対して、データ収集、オンボーディング、デリバリー等のポイントから実例を交えてガイドしてくれる本。 最後の方にプロダクトとカスタマーサクセスやマーケティングを整合させるプロダクトOpsという役割が出てくるが、最近よく見るようになったPMMと同じものかなと思った。探索的に仮説検証を繰り返す開発はだいぶ定着してきていると思うので、こういった整合を担う役割は重要になっていると思う。2023/02/11

jimataro

0
「プロダクト」というのが、ここではデジタルサービスとして扱われていて、この業界に馴染みない人には、この定義を理解すること自体がなかなか難しいようにも思える。 測定可能な状態にして効果と改善施策をたてるのはその通りだけど、デジタル畑でない大企業の担当者などは割とここが社内評価を証明するための設定になりがちで、プロダクト成長のための組織とちょっとずれることがままある。2022/09/09

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