朝日文庫<br> ベトナム戦記 新装版

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朝日文庫
ベトナム戦記 新装版

  • 著者名:開高健【著者】
  • 価格 ¥1,089(本体¥990)
  • 朝日新聞出版(2021/11発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
  • ポイント 225pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022620569

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内容説明

ベトナム戦争とは何なのか? 最前線がどこにもない、いや、全土が最前線と化している。そんな“戦場”をカメラマン秋元と取材した100日間の記録(1964~65)。生と死、日常と非日常が入り交じる混沌を描く濃密な言葉。時を超えて読み継がれる傑作ルポルタージュ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

36
この本の感想は人それぞれであろう。それでいいと思う。しかし、日野啓三の解説にあることだけは押さえておくべきだろう。曰く「“事実”というものは、どうしようもなくあいまいであり、どんな顔でも見せる。ルポルタージュあるいは報道記事というものは、事実を客観的に伝えることである、という安定した大状況下での定義は成り立ち難い」ゆえに「明確な構図のない大状況の混沌の中で、事実らしきものを追い、最小の筋道でも読みとり浮かびあがらせたい、とする報道者としての誠実さが、言葉の、文章の全性能を不可避的に呼び出すのである」と。2022/10/02

荒野の狼

14
「ベトナム戦記」は開高健(かいこうたけし)が1964年11月から1965年2月までベトナムに滞在した時のルポルタージュ。単行本は1965年に発行され、文庫本は1990年に発行され、本書は文庫の新装版で2021年の発行。新装版でユニークなのは、巻末に1965年の開高健の肉声インタビューが収録されたサイトのQRコード。開高健の20分のインタビュー音声で、インタビューから39年後の2003年に録音テープが発見されたものからで貴重。2026/03/30

本の蟲

13
作者代表作『輝ける闇』は以前に読んだが、こちらはその元となったベトナム戦争従軍取材のルポルタージュ。テロ・デモ・デマ・ク―(クーデター)が特産品と言わしめたサイゴンの混乱。ベトナム人自身もわからないとこぼすベトナム人の複雑な心境。敵を増やしているだけと自覚している米軍兵士の徒労感。戦地取材は危険が付き物と頭ではわかってはいたが、ジャングルで敵に囲まれ、四方八方から銃撃され、次々と周囲の兵が倒れていく緊張感と恐怖たるや。よく生還できたものだと驚愕。豊富な写真付きで語られる生々しいベトナム戦争の一端2025/04/10

ねこもどき🐱

11
1965年時点のベトナム戦争のルポです。従軍先で戦闘に巻き込まれ、200名の部隊が17名になるという、文字通り九死に一生を得て著者は生還する。著者は戦争がなければ良い国だと言う。三角笠をかぶり、はだしで天秤棒をかついで回る女性がいる。舗道には米飯、春雨、うどん、内臓料理などが山盛りの洗面器が並び、人々は道にしゃがみこみそれらを食べる。戦闘中、傷ついた兵士に近寄って将校が言う。サイゴンに着いたら俺の名前でコニャックを買ってくれ、そしてそれを少し飲んだら俺に送ってくれ、みんなにもそう伝えてくれ。訣別の辞である2026/06/13

勝浩1958

10
よくぞ行った!よくぞ書いた!あなたは凄すぎる。サントリーオールドのCMが思い出される。2022/11/11

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